<<< 前
2022年度
2023年度
2024年度
八千代医療センター 小児科
|
■ 概要
<診療>
|
医療を必要としているすべての小児を対象としている。24時間365日の小児救急医療を行い、小児の急性期疾患全般の診療を包括的かつ各科協力し横断的に行っている。年間2,800例の入院、30,000例の外来診療を行っている。夜間救急外来は地元医師会と共同で運営している。小児集中治療室を擁し、千葉県東葛南部医療圏を中心に年間約300名の小児患者を受け入れケアしている。循環器、神経発達、アレルギー、腎臓、内分泌疾患の専門外来を開設している。
|
<教育>
|
実地に即した教育を基本としている.卒前教育では,医学部5年生のS9実習(のべ20名程度)を担当し、6年生の選択実習(クリニカルクラークシップ)を担当している。上級医・初期研修医の屋根瓦体制に加わってもらい、病棟担当として学習してもらう。朝・夕の病棟カンファレンスに加わり、討議に参加することで見識を深める。卒後教育は当院初期研修医10名に加えて、他プログラムからの参加者も受け入れている。研修医の一日はほぼ病棟担当である。
屋根瓦指導体制:上級医とペアーとなり、病棟担当医となる
小児科専門医・小児外科専門医が、病棟責任医師として指導
朝・夕の病棟カンファレンスで、治療方針、安全対策を確認
朝・夕、病棟責任医とともに回診、治療方針の確認
ER当番、当直医への申し送り
毎週1-2回、上級医とER外来を担当
後期研修(初期研修終了後の小児科研修)は、小児科専門医取得を目的とするが、研修の大きな特色は小児科医の育成にとどまらず小児医療者の育成に重点を置いていることである。小児科専門医に加え外科系専門医からの指導を包括的に受けることの出来る研修環境を提供している。また、小児科専門医取得後は小児神経専門医、小児循環器専門医、感染症専門医の研修施設としてそれぞれの専門医の育成を行っている。
|
<研究>
|
臨床に根ざした研究を世界に発信することをめざしている.現在の主な研究テーマを列挙する
1)難治性川崎病の病態と新たな治療法の開発.
2)新たな呼吸器ウイルス感染症の病態の解明.3)喘息発作時の吸入療法に関する研究.4)ヒトヘルペスウイルス6・7型感染症の迅速診断とそれを活かした治療.5)小児急性脳症の病態解明・治療法開発。6)小児神経疾患の画像診断・病態解明
|
ページの先頭へ
|
|
■ 当該年度の研究費受入状況
|
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 |
著書 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 | 筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 5 |
0 | 3 | 0 | 0 |
2 | 4 |
0 | 0 |
0 | 0 |
|
ページの先頭へ
|
|
■ 学術雑誌
原著
|
1.
|
Hiroshi Sakuma, Thomas Terrence, Debinski Carly, Eyre Michael, Han Velda X, Jones Hannah F, Kawano Go, Lee Vanessa W, Malone Stephen, Matsuishi Toyojiro, Mohammad Shekeeb S, Mori Takayuki, Nishida Hiroya, Nosadini Margherita, Takanashi Jun-Ichi, Mizuguchi Masashi, Lim Ming, Dale Russell C:
International consensus definitions for infection-triggered encephalopathy syndromes.
Developmental medicine and child neurology
66
:in press
, 2024.8
DOI:10.1111/dmcn.16067.
|
症例報告
|
1.
|
Hayashi Yuka*, Ochiai Kentaro, Yasukochi Madoka, Sano Kentaro, Ichimoto Keiko, Murayama Kei, Okazaki Yasushi, Omata Taku, Takanashi Jun-ichi:
Increased ketone levels as a key magnetic resonance spectroscopic findings during acute exacerbation in ECHS1-related Leigh syndrome.
Radiology case reports.
19
(12)
:6292-6296
, 2024.12
DOI:10.1016/j.radcr.2024.08.164
|
2.
|
Ochiai Kenta*, Hayashi Yuuka, Sano Kentarou, Murakami Yoshiko, Matsumoto Naomichi, Takanashi Jun-ichi:
Effective pyridoxine for seizures in inherited glycosylphosphatidylinositol anchor deficiency with PIGT variants.
Pediatrics International
66
(1)
:e15854
, 2024.10
DOI:10.1111/ped.15854
|
3.
|
Nemoto Koko, Hamada Hiromichi, Anbe Masahiro, Katsura Hideki, Yoshida Keita, Nakazawa Tadao, Takanashi Jun-Ichi:
2-Year-old Girl With Fever and Multiple Nodular Shadows on Chest Radiograph.
The Pediatric infectious disease journal
43
(9)
:916-918
, 2024.9
DOI:10.1097/INF.0000000000004356
|
その他
|
1.
|
髙梨潤一, 前垣義弘:
わが国の出血性ショック脳症症候群(HSES)を再考する.
脳と発達
56
(3)
:205-207
, 2024.5
|
ページの先頭へ
|
|
■ 著書
1.
|
髙梨潤一:
MRSの臨床応用.
小児神経の画像診断
146-159.
Gakken,
東京,
2024.4
|
2.
|
髙梨潤一:
急性脳症・脳炎.
小児神経の画像診断
412-431.
Gakken,
東京,
2024.4
|
3.
|
髙梨潤一:
髄鞘形成不全性白質ジストロフィー.
小児神経の画像診断
432-443.
Gakken,
東京,
2024.4
|
ページの先頭へ
|
|
■ 学会発表
1.
|
落合健太, 小俣卓, 佐野賢太郎, 武藤多津郎, 髙梨潤一:
顕著な乳酸高値とF波消失を伴う抗ラクトシルセラミド(LacCer)抗体陽性脳脊髄根抹消神経炎(EMRN)の一例.
第81回日本小児神経学会関東地方会,
Web,
2024/10
|
2.
|
Sugiyama Ryo, Shimizu-Motohashi Yuko, Sakata Yuka, Omata Taku, Takanashi Jun-ichi, Tajima Go, Furukawa Shogo, Nakashima Mitsuko, Saitsu Hirotomo, Komaki Hirofumi:
A case with metabolic encephalopathy, transient hypothyroidism and rhabdomyolysis: TANGO2 deficiency.
第81回日本小児神経学会関東地方会,
Web,
2024/10
|
3.
|
吉野彰人, 佐々木悠介, 佐野賢太郎, 小林弘信, 木村翔, 本田隆文, 髙梨潤一:
往復性喘鳴と嚥下障害を認めた重複大動脈弓の1歳男児例.
第229回日本小児科学会千葉地方会/第47回千葉県小児科医会合同集会/第1512回千葉医学会分科会,
千葉大学医学部附属病院,
2024/09
|
4.
|
◎菱沼俊哉, 小俣卓, 髙梨潤一:
脳静脈奇形による中脳水道狭窄が脳室拡大の原因と考えされた一例.
第60回日本小児放射線学会学術集会,
東京都,
2024/06
|
5.
|
◎阿部昂太:
当院小児救急外来におけるトリアージで蘇生区分患者の帰宅例の特徴.
第127回日本小児科学会学術集会,
福岡県,
2024/04
|
6.
|
◎清水恭兵:
COVID-19に横紋筋融解症を合併した4歳女児の一例.
第127回日本小児科学会学術集会,
福岡県,
2024/04
|
5件表示
|
全件表示(6件)
|
ページの先頭へ
|
|