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八千代医療センター 小児科
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■ 概要
<診療>
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医療を必要としているすべての小児を対象としている。24時間365日の小児救急医療を行い、小児の急性期疾患全般の診療を包括的かつ各科協力し横断的に行っている。年間2,800例の入院、30,000例の外来診療を行っている。夜間救急外来は地元医師会と共同で運営している。小児集中治療室を擁し、千葉県東葛南部医療圏を中心に年間約300名の小児患者を受け入れケアしている。循環器、神経発達、アレルギー、腎臓、内分泌疾患の専門外来を開設している。
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<教育>
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実地に即した教育を基本としている.卒前教育では,医学部5年生のS9実習(のべ20名程度)を担当し、6年生の選択実習(クリニカルクラークシップ)を担当している。上級医・初期研修医の屋根瓦体制に加わってもらい、病棟担当として学習してもらう。朝・夕の病棟カンファレンスに加わり、討議に参加することで見識を深める。卒後教育は当院初期研修医10名に加えて、他プログラムからの参加者も受け入れている。研修医の一日はほぼ病棟担当である。
屋根瓦指導体制:上級医とペアーとなり、病棟担当医となる
小児科専門医・小児外科専門医が、病棟責任医師として指導
朝・夕の病棟カンファレンスで、治療方針、安全対策を確認
朝・夕、病棟責任医とともに回診、治療方針の確認
ER当番、当直医への申し送り
毎週1-2回、上級医とER外来を担当
後期研修(初期研修終了後の小児科研修)は、小児科専門医取得を目的とするが、研修の大きな特色は小児科医の育成にとどまらず小児医療者の育成に重点を置いていることである。小児科専門医に加え外科系専門医からの指導を包括的に受けることの出来る研修環境を提供している。また、小児科専門医取得後は小児神経専門医、小児循環器専門医、感染症専門医の研修施設としてそれぞれの専門医の育成を行っている。
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<研究>
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臨床に根ざした研究を世界に発信することをめざしている.現在の主な研究テーマを列挙する
1)難治性川崎病の病態と新たな治療法の開発.
2)新たな呼吸器ウイルス感染症の病態の解明.3)喘息発作時の吸入療法に関する研究.4)ヒトヘルペスウイルス6・7型感染症の迅速診断とそれを活かした治療.5)小児急性脳症の病態解明・治療法開発。6)小児神経疾患の画像診断・病態解明
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.
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科学研究費助成事業(学術研究助成基金助成金))
(研究課題番号:19K08237)
研究課題:MRスペクトルスコピーを用いた小児神経疾患におけるグルタミン酸興奮毒性の病態解明
(研究代表者:髙梨潤一)
研究補助金:910,000円 (代表)
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2.
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厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)
(研究課題番号:21FC1005)
研究課題:小児急性脳症の早期診断・最適治療・ガイドライン策定に向けた体制整備
(研究代表者:髙梨潤一)
研究補助金:11,700,000円 (代表)
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3.
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厚生労働科学研究費補助金(難治性疾患政策研究事業)
(研究課題番号:21FC1015)
研究課題:遺伝性白質疾患・知的障害をきたす疾患の診断・治療・研究システム構築
(研究分担者:髙梨潤一)
研究補助金:300,000円 (分担)
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 |
著書 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 | 筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
0 | 1 | 2 | 1 | 2 | 7 |
0 | 11 | 0 | 0 |
10 | 5 |
0 | 0 |
0 | 2 |
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■ 学術雑誌
原著
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1.
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Hayashi Yuka*, Sakuma Hiroshi, Tada Hiroko, Mizuguchi Masashi, Takanashi Jun-ichi:
Changes in the treatment of pediatric acute encephalopathy in Japan between 2015 and 2021:A national questionnaire
-based survey.
Brain & Development
45
(3)
:153-160
, 2023.3
DOI:10.1016/j.braindev.2022.10.008
|
2.
|
Sakuma Hiroshi*†, Takanashi Jun-ichi, Muramatsu Kazuhiro, Kondo Hidehito, Shiihara Takashi, Suzuki Motomasa, Okanari Kazuo, Kasai Mariko, Mitani Osamu, Nakazawa Tomoyuki, Omata Taku, Shimoda Konomi, Abe Yuichi, Maegaki Yoshihiro, Murayama Kei, Hayashi Yuka, Nagase Hiroaki, Okumura Akihisa, Sakai Yasunari, Tada Hiroko, Mizuguchi Masashi:
Severe pediatric acute encephalopathy syndromes related to SARS-CoV-2.
Frontiers in Neuroscience
17
:1085082
, 2023.2
DOI:10.3389/fnins.2023.1085082
|
3.
|
Mitsuishi Tsuyoshi, Miyata Kazunori, Ando Akiko, Sano Kentaro, Takanashi Jun-ichi, Hamada Hiromichi:
Author reply to"Onycholysis associated with Kawasaki disease:A comment on characteristic nail lesions in Kawasaki disease:Case series and literature review".
The Journal of Dermatology
49
(8)
:e293-e294
, 2022.4
DOI:10.1111/1346-8138.16408
|
4.
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髙梨潤一*:
小児急性脳症の臨床・画像最新情報.
日本小児放射線学会雑誌
38
(1)
:35-43
, 2022
DOI:10.20844/jspr.38.1_35
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総説及び解説
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1.
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久保川裕友, 永田智:
小児疾患と腸内細菌叢.
炎症と免疫
30
(6)
:40-45
, 2022
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症例報告
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1.
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Sasaki Yusuke*, Fujimori Makoto, Hirose Shoko, Hamada Hiromichi, Takanashi Jun-Ichi:
A 11-Year-old Male with Fever,Abdominal Pain and Progressive Renal Dysfunction.
The Pediatric infectious disease journal
41
(11)
:938-940
, 2022.11
DOI:10.1097/INF.0000000000003500
|
2.
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Nemoto Koko, Sano Kentaro, Sato Satoko, Maeda Yasuhiro, Murayama Kei, Takanashi Jun-ichi:
A child with mitochondrial DNA deletion presenting diabetes mellitus as an initial symptom.
Radiology case reports.
17
:2915-2918
, 2022.9
DOI:10.1016/j.radcr.2022.05.061
|
3.
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Ochiai Kennta, Hayashi Yuka, Sano Kentaro, Shiota Megumi, Shirato Yuri, Takanashi Jun-ichi:
AESD HHE Type with unilateral elevated glutamine in MRS in early stage of disease.
日本磁気共鳴医学会雑誌
42
(SUPPLEMENT)
:256
, 2022.8
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4.
|
So Hayato†, Ohashi Takashi*, Yamagishi Sae, Mori Harushi, Takanashi Jun-ichi:
Case of autoimmune glial fibrillary acidic protein astrocytopathy associated with Ebstein-Barr virus reactivation.
Clinical & experimental neuroimmunology
13
(2)
:106-110
, 2022.5
DOI:10.1111/cen3.12659
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5.
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吉本記世香, 藤森誠, 千野梓, 廣瀬翔子, 髙梨潤一:
Streptococcus intermedius による菌血症をきたし脳静脈血栓症を合併した急性中耳炎の1例.
小児感染免疫
34
(3)
:211-217
, 2022
|
6.
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Fujita Yuji, Imataka Gyoji*, Sakuma Hiroshi, Takanashi Jun-ichi, Yoshihara Shigemi:
Multiple encephalopathy syndrome: a case of a novel radiological subtype of acute encephalopathy in childhood.
European review for medical and pharmacological sciences
26
(16)
:5729-5735
, 2022
DOI:10.26355
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■ 著書
1.
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髙梨潤一:
序文(2023)、CQ1、画像診断、AESD, MERS.
小児急性脳症診療ガイドライン2023
1-125.
診断と治療社,
東京,
2023.1
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2.
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髙梨潤一:
小児の白質病変をみたら,どのように考えたらよいですか?.
画像診断
77-79.
秀潤社,
東京,
2022.12
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3.
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髙梨潤一:
画像によるてんかんの病因・鑑別診断.
ペランパネルによるてんかん治療のストラテジー
45-51.
先端医学社,
東京,
2022.9
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4.
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木村翔:
嘔吐.
見逃してはいけない小児救急
141-146.
金芳堂,
京都,
2022.6
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5.
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木村翔:
下痢.
見逃してはいけない小児救急
147-151.
金芳堂,
京都,
2022.6
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6.
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木村翔:
頭部外傷.
見逃してはいけない小児救急
252-258.
金芳堂,
京都,
2022.6
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7.
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木村翔:
呼気性喘鳴.
見逃してはいけない小児救急
69-77.
金芳堂,
京都,
2022.6
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8.
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髙梨潤一:
けいれん重積型(二相性) 急性脳症(AESD).
小児急性脳炎・脳症のとらえ方と治療戦略
124-133.
中山書店,
東京,
2022.6
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9.
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髙梨潤一:
頭部画像検査.
小児急性脳炎・脳症のとらえ方と治療戦略
43-49.
中山書店,
東京,
2022.6
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10.
|
髙梨潤一:
小児急性脳症.
はげみ
41-47.
日本肢体不自由児協会,
東京,
2022.6
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11.
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髙梨潤一:
1歳、女児。けいれん、意識障害.
CASE ONE
case146.
イーサイトヘルスケア株式会社,
東京,
2022
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■ 学会発表
1.
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久保川裕友, 落合健太, 林佑香, 下山恭平, 木村翔, 本田隆文, 武藤順子, 安川久美, 幸地克憲, 髙梨潤一:
当院で経験した小児外傷性腎損傷の臨床的特徴の検討.
第224回日本小児科学会千葉地方会/第1479回千葉医学会分科会,
千葉大学医学部附属病院,
2023/02
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2.
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◎髙梨潤一:
小児白質ジストロフィーの画像診断.
第16回小児神経放射線研究会,
京都,
2022/10
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3.
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◎落合健太, 林佑香, 安河内悠, 佐野賢太郎, 塩田惠, 白戸由理, 輿水江里子, 宮武聡子, 松本直通, 髙梨潤一:
Pyridoxineがてんかん発作に有効であった先天性GPI欠損症(PIGT遺伝子変異)の一例.
第77回日本小児神経学会関東地方会,
Web開催,
2022/10
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4.
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◎髙梨潤一:
小児の脳MRI;知っておきたいことと臨床応用.
第102回日本小児科学会高知地方会,
高知医療センター,
2022/09
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5.
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佐藤颯城, 落合健太, 安河内悠, 本田隆文, 武藤順子, 安川久美, 幸地克憲, 安孫子優, 佐々木綾子, 髙梨潤一:
遺伝子検査で確定診断に至ったヒルシュスプルング病に合併した先天性中枢性低換気症候群(CCHS)の1例.
第223回日本小児科学会千葉地方会 第45回千葉県小児科医会合同集会 第1464回千葉医学会分科会,
千葉大学医学部附属病院,
2022/09
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6.
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Ochiai Kenta, Hayashi Yuka, Sano Kentaro, Shiota Megumi, Shirato Yuri, Takanashi Jun-ichi:
AESD HHE Type with unilateral elevated glutamine in MRS in early stage of disease.
第50回日本磁気共鳴医学会大会,
名古屋国際会議場,
2022/09
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7.
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◎髙梨潤一:
遺伝性白質ジストロフィー.
第58回日本医学放射線学会秋季臨床大会,
東京,
2022/09
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8.
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◎髙梨潤一:
小児急性脳症の画像と臨床 医師の上にも33年.
第21回小児核医学研究会,
Web開催,
2022/06
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9.
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◎寺井勝, 杉田恵美, 森山洋子, 立野滋, 金澤正樹, 髙梨潤一, 濱田洋通, 武藤順子, 本田隆文, 安川久美:
少子超高齢社会が加速する時, 働き方改革で求められる地域の小児基幹施設の役割.
第222回日本小児科学会千葉地方会,
千葉大学医学部附属病院,
2022/06
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10.
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◎北澤崇, 本田隆文, 阿部光司, 安河内悠, 阿部勝宏, 木村翔, 松井拓也, 武藤順子, 安川久美, 髙梨潤一:
新型コロナワクチン2回目接種後に発症した急性心膜炎の1例.
第222回日本小児科学会千葉地方会,
千葉大学医学部附属病院,
2022/06
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11.
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◎髙梨潤一:
小児急性脳症診療ガイドライン2022作成経過.
第64回日本小児神経学会学術集会,
Gメッセ群馬,
2022/06
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12.
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◎落合健太:
脳梁完全欠損症と視床下部過誤腫を認めた1歳男児例.
第64回日本小児神経学会学術集会,
Gメッセ群馬,
2022/06
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13.
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◎髙梨潤一:
自己免疫性GFAPアストロサイトパチーの神経画像.
第64回日本小児神経学会学術集会,
Gメッセ群馬,
2022/06
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14.
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◎岡田朋子:
舌根部甲状舌管嚢胞の4症例について.
第125回日本小児科学会学術集会,
福島県福島市(ハイブリッド開催),
2022/04
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15.
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◎落合健太:
根尖性歯周炎から眼窩蜂窩織炎に至り、外科的ドレナージを要した7歳男児例.
第125回日本小児科学会学術集会,
福島県福島市(ハイブリッド開催),
2022/04
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16.
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落合健太, 安河内悠, 林佑香, 佐野賢太郎, 塩田惠, 白戸由理, 髙梨潤一:
COVID-19感染症流行気に発症したエンテロウイルスD68関連急性弛緩性脊髄炎の1例.
第33回千葉県小児神経懇話会,
TKP千葉東口ビジネスセンター,
2022/12
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17.
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林佑香, 落合健太, 安河内悠, 佐野賢太郎, 塩田惠, 白戸由理, 髙梨潤一:
ECHS1遺伝子変異に伴うLeigh脳症の一例.
第33回千葉県小児神経懇話会,
TKP千葉東口ビジネスセンター,
2022/12
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