<<< 前
2011年度
2012年度
2013年度
|
2014年度
|
2015年度
次 >>>
看護学部母性看護学
教授:
小川 久貴子
|
講師:
竹内 道子
原田 通予
宮内 清子
|
助教:
飯塚 幸恵
井上 友里
ケニヨン 充子
田幡 純子
|
|
|
■ 概要
1.教育(学部)
|
学部教育は、2年の母性看護学概論と3年の母性看護学各論の講義および母性各論実習を担当し、4年では昨年度から開始された統合実習および卒業論文指導を行う。平成20年度から導入された「全学横断教育」に基づき、実習の中で医学部生と看護学部生との合同カンファレンスを行う。平成23年度の新カリキュラム移行後、母性看護教員一同で教材「母性看護学ノート」を作成したが、本年はさらに内容の精選を行う。また、教員免許更新講習会においては、「子どもの発達における心と身体の問題と支援 -性の身体的発達を巡る問題とその対応-」を担当し、小学校・中学校・高校の教師を対象に講義をする。さらに、ハワイ大学および韓国梨花大学との国際交流の一貫の講義で、「Japanese adolescent pregnant women」の講義を行った。
|
2.教育(大学院)
|
大学院博士前期課程の専攻分野の実践看護学ではウーマンズヘルス特論Ⅰ~特論Ⅳ、ウーマンズヘルス演習Ⅰ~演習Ⅱ、ウーマンズヘルス実習、ウーマンズヘルス課題研究を行う。また、助産選択科目においては、助産学特論Ⅰ~Ⅳでエビデンスに基づいた助産診断と助産技術等の講義を行う。演習Ⅰは昨年に引き続き、院生の実践力を高めるため、超音波画像診断・新生児心肺蘇生・会陰切開部縫合術を産科医の指導の基で演習する。演習Ⅱでは、事例に基づくロールプレーを用いた分娩介助演習を行い、助産所実習を含めた助産学実習を行う。このように修士号取得だけではなく助産師国家試験受験資格および受胎調節実施指導員の資格が取れるカリキュラムを、助産選択科目では組み込んでいる。
大学院博士後期課程では、ウーマンズヘルス論文の指導を行っている。
|
3.研究
|
平成24年度文部科学省科学研究費基盤研究(C)において、小川教授が「10代女性の周産期を中心とした育児支援システム構築」の助成金を獲得し、4年間かけた研究を開始した。また、宮内講師も基盤研究(C)助成金を獲得し、「リウマチ性疾患をもつ中高年女性の睡眠の質と慢性疲労の評価」の3年間かけた研究を開始した。中北非常勤講師も、若手研究(B)助成金を獲得し、「産褥早期の経産婦における自律神経活動の変化に関する研究」を3年間かけて開始した。さらに、昨年に引き続き、原田講師が若手研究(B)「助産師の人材確保に向けた要因と助産基礎教育に関する研究」の助成金を取得し、研究を行っている。
|
4.社会貢献
|
母性看護学教室の教員全員が助産師の資格があり、ウーマンズヘルスやりプロダクティブ・ヘルスに関する社会貢献をを多く行った。 東京女子医科大学看護学会において小川教授が副理事を務め、井上助教が広報委員を担い、宮内講師が第9回学術集会企画委員を務めている。また、東京女子医科大学公開講座を看護学部主催で開催するにあたり、小川教授が委員長、原田講師が委員で取り組んでいる。
また、今年度は全国助産師教育協議会東京地区研修校を担当し、母性看護学教員一同で企画・運営を担っている。さらに、中学校の性教育講座や更年期の女性を対象にした支援活動を小川教授や宮内講師が行っている。
教室全体がさまざまな学会活動に参画し、看護学の発展に寄与しているものと考える。
|
ページの先頭へ
|
|
■ Keywords
母性看護学, ウーマンズヘルス, 助産学,更年期支援, 若年妊婦支援
|
ページの先頭へ
|
|
■ 当該年度の研究費受入状況
1.
|
文部科学省科学研究費基盤研究(C)新規
(研究課題番号:25463527)
研究課題:10代女性の周産期を中心とした育児支援システムの構築
(研究代表者:小川久貴子,竹内道子,井上友里,田幡純子)
研究補助金:910,000円 (代表)
|
2.
|
文部科学省科学研究費基盤研究(C)新規
(研究課題番号:25463526)
研究課題:リウマチ性疾患をもつ中高年女性の睡眠の質と慢性疲労の評価
(研究代表者:宮内 清子)
研究補助金:1,040,000円 (代表)
|
3.
|
文部科学省科学研究費若手研究(B)継続
(研究課題番号:24792416)
研究課題:助産師の人材確保に向けた要因と助産基礎教育に関する研究
(研究代表者:原田通予)
研究補助金:1,170,000円 (代表)
|
4.
|
文部科学省科学研究費基盤研究(B)継続
(研究課題番号:23390524)
研究課題:小・中学生の命に関する意識の時代変化と精神保健教育に関する研究
(連携研究者:小川久貴子)
研究補助金:0円 (連携)
|
5.
|
文部科学省科学研究費若手研究(B)新規
(研究課題番号:25862207)
研究課題:産褥早期の経産婦における自律神経活動の変化に関する研究
(研究代表者:中北充子)
研究補助金:2,340,000円 (代表)
|
ページの先頭へ
|
|
■ 教授・准教授・講師・助教の公的役職
1.
|
小川久貴子
|
:厚労省 保健師助産師看護師試験委員
|
ページの先頭へ
|
|
■ 教授・准教授・講師・助教の学会・研究会の役員
1.
|
小川久貴子
|
:東京女子医科大学看護学会副理事, 東京女子医科大学看護学会広報委員長、東京女子医科大学評議員,日本助産評価機構選挙管理委員, 日本保健科学学会評議員, 日本助産学会専任査読委員
|
2.
|
宮内清子
|
:更年期と加齢のヘルスケア学会 幹事 .更年期と加齢のヘルスケア学会倫理委員会委員
|
ページの先頭へ
|
|
■ 当該年度の主催学会・研究会
1.
|
全国助産師教育協議会 東京地区研究会
(教授、開催者
:
小川 久貴子 )
,東京、日本
2014/02
|
ページの先頭へ
|
|
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 |
著書 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 | 筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 |
0 | 1 | 0 | 0 |
0 | 4 |
0 | 1 |
0 | 0 |
|
ページの先頭へ
|
|
■ 学術雑誌
原著
|
1.
|
宮内清子†, ケニヨン充子, 飯塚幸恵, 小川久貴子:
母子健康手帳交付時および産後のメンタルへルスに関する後ろ向き縦断調査.
女性心身医学
18
(3)
:439-446
, 2014.3
|
2.
|
Hososaka Yasuko, Nukita Hiroko, Ito Humiyuki, Ishii yuko, Ohnishi Akihiro, Isonishi Seiji:
Bacteriological Safety of Human Milk Storage.
Jikeikai Medical Journal
60
(3)
:17-22
, 2013.9
|
その他
|
1.
|
山本 江里子:
ゆとり教育と学生の理科離れ 今後の看護教育カリキュラムのあり方を考える.
神奈川歯科大学短期大学部紀要
1
(1)
:117-127
, 2014.3
|
ページの先頭へ
|
|
■ 著書
1.
|
原田通予:
母性看護学実習までにマスターしたい 妊娠・分娩・産褥.
クリニカルスタディ
3-16.
メヂカルフレンド社,
東京 日本,
2013.7
|
ページの先頭へ
|
|
■ 学会発表
1.
|
◎KOYAMA TATSUYA, IGITA HAZUKI, ARASHI HIROMI, IIZUKA ATSUKO, TANAKA MIEKO, INUKAI KAORI, ENDO NAOKO, OGAWA KUKIKO, HINUMA CHIHIRO, YAMAMOTO YUMIKO, OCHIAI RYOTA, MATSUZAKI EIJI, ITO KEIICHI:
The Skills of Japanese School Nurses in Supporting Students with Mental Health Problems.
The International Celebration Conference of 110 Years Contribution of Nursing Education of Ewha Womans University,
Korea,
2014/03
|
2.
|
◎細坂泰子, 抜田博子, 茅島江子:
Mixed Methodを用いた新生児清潔ケアの実態調査.
第33回日本看護科学学会,
大阪,
2013/12
|
3.
|
◎原田通予:
周産期母子医療センターに勤務する助産師の困難な体験.
日本母性衛生学会 学術集会,
埼玉 日本,
2013/10
|
4.
|
◎野口真貴子, 久米美代子, 村山より子, 原田通予, 飯塚幸恵:
幼児を育てている母親の育児に対する認識.
日本ウーマンズヘルス学会 学術集会,
東京 日本,
2013/07
|
5.
|
◎鈴木小弥香、安達久美子:
助産師の勤務施設における専門的自律能力に対する実践評価の比較.
第27回日本助産学会学術集会,
金沢,
2013/05
|
ページの先頭へ
|
|