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 看護学部母性看護学
概要 Keywords 当該年度の研究費受入状況
教授・准教授・講師・助手の学会・研究会の役員 当該年度の主催学会・研究会 学術雑誌
著書 学会発表


教授:
   久米 美代子
准教授:
   小川 久貴子
   野口 真貴子
   村山 より子
講師:
   竹内 道子
助教:
   飯塚 幸恵
   原田 通予
■ 概要
1.教育(学部)
学部教育は、2年の母性看護学概論と3年の母性看護学各論の講義および母性各論実習を担当し、4年の卒業論文指導を行った。また、養護教諭コースの教育方法論を久米教授が担当し、演習を小川准教授が担当した。平成20年度から開始された、質の高い大学教育推進プログラム「女性医療リーダー育成をめざす全学横断教育」に基づき、原田助教が実習の中で医学部生と看護学部生との合同カンファレンスを行った。平成23年度3年生の新カリキュラムへの円滑な移行に向けて講義と演習内容の再構成を行い、母性看護教員で教材「母性看護学ノート」を作成した。また、教員免許更新講習会においては、久米教授と小川准教授で「子どもの発達における心と身体の問題と支援 -性の身体的発達を巡る問題とその対応-」を担当し、小学校・中学校・高校の教師を対象に講義をした。
2.教育(大学院)
大学院博士前期課程の基礎分野カリキュラムでは看護研究、看護倫理の講義、専攻分野の実践看護学ではウーマンズヘルス特論Ⅰ~特論Ⅳ、ウーマンズヘルス演習Ⅰ~演習Ⅱ、ウーマンズヘルス実習、ウーマンズヘルス課題研究、ウーマンズヘルス特別研究を行った。また、助産選択科目においては、助産学特論Ⅰ~Ⅳでエビデンスに基づいた助産診断と助産技術等の講義を行った。演習Ⅰ~Ⅱでは、事例に基づくロールプレーを用いた分娩介助演習を飯塚助教、原田助教、竹内講師を中心に行い、助産所実習を含めた助産学実習を行った。このように修士号取得だけではなく助産師国家試験受験資格および受胎調節実施指導員の資格が取れるカリキュラムを、助産選択科目では組み込んでいる。
大学院博士後期課程では、ウーマンズヘルス特論とウーマンズヘルス論文の指導を行っている。
3.研究
平成22年度MONAC掛川市健康調査「幼児を育てている母親の食生活と子育ての関連-Healthy Communityの礎となる母親の健康増進を目指して-」の助成金を取得し、母性看護学教室で調査を行い、報告書を作成できた。
また、国立国際医療センター国際協力委託研究「母子保健分野における援助アプローチの多様性に関する研究」分担研究「母子保健分野における助産に関する援助アプローチの研究」を野口准教授が実施した。また、東京女子医科大学看護系同窓会研究助成金を小川准教授が得て、妊娠12週以降22週未満の体内死亡を経験した母親に実践した看護の研究を行った。
4.社会貢献
母性看護学教室の教員全員が助産師の資格があり、ウーマンズヘルスやりプロダクティブ・ヘルスに関する社会貢献をを多く行った。 国内の活動では、日本ウーマンズヘルス学会において、久米教授が理事長と村山准教授が事務長を務め、母性看護学教室内で理事や企画委員の役割を担い、学術集会開催や研究を行っている。また、久米教授とや小川准教授は臨床助産師とも共同研究を行い、更年期女性や思春期女性の健康支援、および死産における助産ケアの質の向上等に努めた。国外活動では、野口准教授が平成20年から国立国際医療センターのセネガル国タクバクンダ州およびケドウグ州母子保健サービス改善プロジェクト国内支援活動を行った。
さらに、教室全体がさまざまな学会活動に参画し、看護学の発展に寄与しているものと考える。
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■ Keywords
母性看護学, ウーマンズヘルス, 更年期支援, 若年妊婦支援, セネガル国母子保健サービス改善プロジェクト
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.  MONAC掛川市健康調査助成金
 研究課題:幼児を育てている母親の食生活と子育ての関連-Healthy  (研究代表者:久米美代子, 野口真貴子, 村山より子, 小川久貴子, 原田通予)
 研究補助金:430,000円  (代表)
2.  東京女子医科大学看護系同窓会研究助成金
 研究課題:お腹の中で赤ちゃんを亡くした母親に実践した看護についての探究  (研究分担者:小川久貴子)
 研究補助金:50,000円  (分担)
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■ 教授・准教授・講師・助教の学会・研究会の役員
1.  久米美代子 :日本ウーマンズヘルス学会 理事長, 日本骨粗鬆学会評議員, 日本更年期学会評議員,
2.  原田通予 :日本ウーマンズヘルス学会理事
3.  小川久貴子 :日本ウーマンズヘルス学会理事, 東京女子医科大学看護学会選挙管理委員長, 東京女子医科大学評議員, 日本保健科学学会評議員, 日本助産学会専任査読委員
4.  村山より子 :日本ウーマンズヘルス学会理事・事務局
5.  飯塚幸恵 :日本ウーマンズヘルス学会専任査読委員
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■ 当該年度の主催学会・研究会
1.  日本ウーマンズヘルス学会第9回学術集会  (教授・大会長 : 久米美代子 )  ,東京  2010/07
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 1 0 8 1 0 0  0 3 0 0  2 4  0 0  0 0
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■ 学術雑誌
原著
1. OGAWA Kukiko,EMISU Fumie,ADACHI Kumiko:  The transition of cognitive appraisals
through the interpersonal relationships in stressful life events among Japanese adolescent
pregnant women.  The Journal of Japan Academy of Health Sciences  13 (4) :145-159 , 2011.3
2. 飯塚 幸恵 ,伊東 栄子 ,飯島 治之 ,伊藤 景一 ,久米 美代子:  ストレス指標による経腟分娩と無痛分娩の比較.  日本ウーマンズヘルス学会誌  9 (1) :9-22 , 2010.8
3. 細坂泰子, 抜田博子, 茅島江子:  青年期における月経随伴症状と心身の特性との関連.  思春期学  28 (2) :227-238 , 2010.6
4. 中北充子:  「リラクセーション」の概念分析 産褥早期の女性を対象としたケアへの適用の検討.  KEIO SFC JOURNAL  10 (1) :57-69 , 2010
5. 竹原健二 野口真貴子 佐々木由理 嶋根卓也 三砂ちづる:  助産所で出産した女性における中・長期的な母乳絵育児の継続状況―母乳で指伊達タイ女性をだれが支えていくのか―.  助産雑誌  64 (3) :246-251 , 2010
症例報告
1. 原田 通予:  情緒的不安定に陥りやすい産婦に対する助産ケア
―アギュララとメズィックの危機理論を用いた分析―.  日本ウーマンズヘルス学会  9 (1) :1 , 2010.8
2. 原田 通予:  看護師として働いている母親への思い.  日本ウーマンズヘルス学会  9 (1) :1 , 2010.8
その他
1. 寺内友香 野口真貴子 久米美代子:  初産婦の夫が立ち会い出産に対して抱いたイメージと実際との相違.  日本ウーマンズヘルス学会誌  9 (1) :67-78 , 2010
2. 多田井佐代 野口真貴子 久米美代子:  バースプランに基づく出産が出産体験に与える影響と意味.  日本ウーマンズヘルス学会誌  9 (1) :86-92 , 2010
3. 村山より子 久米美代子 野口真貴子 後藤恭一:  A市における母親の健康と児の発達との関連の検討.  日本ウーマンズヘルス学会誌  9 (1) :51-57 , 2010
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■ 著書
1. 野口真貴子, 久米美代子, 村山より子, 小川久貴子, 原田通予:  幼児を育てている母親の食生活と子育ての検討 -Healthy Communityの礎となる母親の健康増進をめざして-.  掛川市健康調査報告書 平成22年度  11-18.  掛川市健康福祉部保健予防課 掛川市吉岡弥生記念館 東京女子医科大学看護学部,  東京、日本, 2011.3
2. 原田通予, 久米美代子:  ナーシングプロセス 看護編 卵巣がん.  Clinical Study  21-38.  メジカルフレンド社,  日本 東京, 2011.2
3. 小川久貴子:  第3章女性のライフステージとその特徴,①思春期.  ウーマンズヘルス 女性のライフステージとヘルスケア  51-69.  医歯薬出版,  東京,日本, 2011.2
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■ 学会発表
1. ◎小川久貴子,恵美須文枝,安達久美子: 産後2ヶ月までの10代母の辛い体験と心理的変化.  日本助産学会第25回学術集会,  名古屋,日本,  2011/03
2. ◎中北充子, 竹ノ上ケイ子: 産褥1~3日目の女性の自律神経活動の変化とリラックス感に関する検討.  日本助産学会,  愛知,  2011/03
3. 原田 通予 ,村山 より子 ,後藤 恭一 ,久米 美代子: 思春期における月経症状の把握と関連性の検討.  日本母性衛生学会,  石川県金沢市,  2010/11
4. 三砂ちづる, 竹原健二, 嶋根卓也, 野口真貴子: 女性は出産時に受けたケアを5年後も覚えているか.  日本公衆衛生学会,  東京,  2010/10
5. ◎高橋華子,小川久貴子: 羊水過少症の産婦の不安とその援助.  第9回日本ウーマンズヘルス学会,  新宿,東京,  2010/07
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  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者