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実験動物研究所
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■ 概要
実験動物研究所
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医学・生命科学研究において、疾患の病態生理を解明し、また新規治療法の開発等に役立てるためには、動物個体を用いた実験が必要となります。この研究所には、本学における動物実験の管理中央化と円滑な遂行を目的として、(1)教育研究、(2)飼育管理、(3)動物供給、(4)情報収集の4つの業務部門が置かれています。H29年に研究所に発生工学機器が設置され、ゲノム編集(CRISPR/Cas)を用いた遺伝子組換えマウスの作製、および体外受精、受精卵凍結、融解、移植、帝王切開などの胚操作サービスを開始しました。本学の学術基盤の向上および共同研究の発展を目的として活動を行なっておりますので、学内・学外を問わず、ご興味がある方はご遠慮なくお問い合わせください。
各業務部門の活動内容は以下の様です。
(1)研究教育部門
動物実験を用いた研究成果を発表し、医学の発展に貢献する。学内・学外からの依頼に応えて遺伝子改変動物の作製および体外受精、受精卵凍結、融解移植による個体化と無菌化を行い、本学の学術基盤の向上と共同研究の発展を目指す。医学における動物実験の重要性について教育を行なう。
(2)飼育管理部門
研究所使用者の動物実験計画にもとづき、実験動物の確保、適切な飼育管理、廃棄物の処理等の業務を行う。
(3)動物供給部門
研究所内での自家生産動物の供給ならびに特殊動物の手配および供給に関する業務を行う。
(4)情報収集部門
実験動物に関する研究および情報の収集を行い、本学における動物実験の質的向上を図るとともに広報活動を行う。
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■ Keywords
遺伝子組換えマウス、ゲノム編集、疾患病態生理、ヒストン修飾
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.
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AMED-CREST
研究課題:エピゲノム不安定性の機構とAYA癌予防戦略の解明
(研究分担者:本田浩章)
研究補助金:15,000,000円 (分担)
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2.
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基盤研究B
研究課題:造血幹細胞制御と造血器腫瘍発症におけるUTXの酵素活性と複合体形成による機能解析
(研究代表者:本田浩章)
研究補助金:4,500,000円 (代表)
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3.
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基盤研究C
研究課題:ヒドロキシクロロキン新規作用機序から解明するSLEにおける自然炎症の関
(研究分担者:本田浩章)
研究補助金:100,000円 (分担)
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4.
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基盤研究C
研究課題:白血病に対する新規抗体医薬の開発とその薬理作用機序の解明
(研究分担者:岩崎正幸)
研究補助金:1,000,000円 (分担)
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5.
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挑戦的研究(萌芽)
研究課題:白血病急性転化過程における白血病細胞の分化・増殖の生体内動態可視化による詳細解明
(研究分担者:岩崎正幸)
研究補助金:1,000,000円 (分担)
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6.
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基盤研究C
研究課題:ヒストン修飾因子に注目した骨髄異形成症候群と自己免疫疾患の共通分子基盤の解明
(研究代表者:岩崎正幸)
研究補助金:3,200,000円 (代表)
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7.
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前立腺研究財団
研究課題:マウスモデルを用いたヒストン修飾因子UTX機能欠失による前立腺がん発症機構の解明
(研究代表者:世良康如)
研究補助金:500,000円 (代表)
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8.
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東京大学医科学研究所共同研究
研究課題:Asxl1 S500A ノックインマウスを用いた造血器腫瘍発症機構の解析
(研究代表者:本田浩章)
研究補助金:800,000円 (代表)
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9.
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日本血液学会研究助成
研究課題:アダプタータンパク質PTIPのHOX関連白血病における役割
(研究代表者:世良康如)
研究補助金:1,000,000円 (代表)
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5件表示
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全件表示(9件)
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 |
著書 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 | 筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 7 |
0 | 0 | 0 | 0 |
1 | 0 |
0 | 0 |
2 | 0 |
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■ 学術雑誌
原著
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1.
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Nakata M, Honda H, Iwama A, Terui K, Komatsu S, Shibata R, Hishiki T.:
Wnt5a plays a critical role in anal opening in mice at an early stage of embryonic development.
Pediatr Surg Int
38
(5)
:743-747
, 2022.2
DOI:10.1007/s00383-022-05103-4.
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2.
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Inoue A, Kiyoshima T, Yoshizaki K, Nakatomi C, Nakatomi M, Ohshima H, Shin M, Gao J, Tsuru K, Okabe K, Nakamura I, Honda H, Matsuda M, Takahashi I, Jimi E.:
Deletion of epithelial cell-specific p130Cas impairs the maturation stage of amelogenesis.
Bone
154
:116210
, 2022.1
DOI:10.1016/j.bone.2021.116210.
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3.
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Inoue T, Omori-Miyake M, Okabe M, Kuwahara M, Honda H, Miura H, Yamashita M.:
The loss of H3K27 histone demethylase Utx in T cells aggravates allergic contact dermatitis.
J Immunol
207
(9)
:2223-2234
, 2021.11
DOI:doi: 10.4049/jimmunol.2001160.
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4.
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Matsunaga Y, Hasei S, Yamamotoya T, Honda H, Kushiyama A, Sakoda H, Fujishiro M, Ono H, Ito H, Okabe T, Asano T, Nakatsu Y.:
Pathological role of Pin1 in the development of DSS-induced colitis.
Cells
10
(5)
:1230
, 2021.5
DOI:doi: 10.3390/cells10051230.
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5.
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He S, Guan Y, Wu Y, Zhu L, Yan B, Honda H, Yang J, Liu W.:
DEC1 deficiency results in accelerated osteopenia through enhanced DKK1 activity and attenuated PI3KCA/Akt/GSK3β signaling.
Metabolism
118
:154730
, 2021.5
DOI:doi: 10.1016/j.metabol.2021.154730.
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総説及び解説
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1.
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Jimi E, Honda H, Nakamura I.:
The unique function of p130Cas in regulating the bone metabolism.
Pharmacol Ther
230
:107965
, 2022.2
DOI:10.1016/j.pharmthera.2021.107965.
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2.
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Miura K, Ogura A, Kobatake K, Honda H, Kaminuna O.:
Progress of genome editing technology and developmental biology useful for radiation research.
J Radiation Res
6
(62)
:i53-i63
, 2021.5
DOI:doi: 10.1093/jrr/rraa127.
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■ 学会発表
1.
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◎世良康如, 中田雄一郎, 上田健, 山崎憲正, 小出周平, 小林央, 池田健一郎, 小畠浩平, 岩崎正幸, 小田秀明, 金井昭教, 長町安希子, 稲葉俊哉, 外丸祐介, 一戸辰夫, 小泉美穂, 宮川佳彦, 本田善一郎, 岩間厚志, 須田年生, 田久保圭誉, 本田浩章:
ヒストン修飾因子UTXは老化関連遺伝子を制御することにより造血系維持に関与する.
第44回日本分子生物学会年会,
神奈川(リモートハイブリッド開催),
2021/12
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2.
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◎世良康如, 岩崎正幸, 本田浩章:
ヒストン修飾因子UTXは老化関連遺伝子を制御することにより造血系維持に関与する.
令和3年度基礎系教室研究発表会,
ZOOM開催,
2021/10
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3.
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◎世良康如, 中田雄一郎, 上田健, 小出周平, 小林央, 岩崎正幸, 金井昭教, 長町安希子, 稲葉俊哉, 一戸辰夫, 岩間厚志, 須田年生, 田久保圭誉, 本田浩章:
ヒストン修飾因子UTXは老化関連遺伝子を制御することにより造血系維持に関与する.
第16回血液学若手研究者勉強会(麒麟塾),
東京(リモートハイブリッド開催),
2021/06
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