<<< 前 2020年度 2021年度 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 次 >>>
 耳鼻咽喉科
概要 当該年度の研究費受入状況 学術雑誌
著書 学会発表


教授:
   野中 学
   中溝 宗永
准教授:
   山村 幸江
講師:
   瀬尾 友佳子
助教:
   稲井 俊太
   一瀬 和美
   草間 薫
   近藤 律男
   崎谷 恵理
   富田 英莉香
   中居 えみり
   野島 知人
   松居 可奈子
   向井 昌功
■ 概要
<B>ミクリッツ病・IgG4関連疾患の病理学的検討</B>
IgG4関連疾患として理解されつつあるミクリッツ病、キュットナー腫瘍の臨床ならびに基礎的研究を行っています。
<B>木村病の病態解明と新しい治療法</B>
木村病の発症機序解明のため、次世代シークエンサーを用いて遺伝子解析を行いTSLP、TSLPRの関与について検討。抗IgE抗体を用いた新しい治療法に挑戦する。
<B>アレルギ-性鼻炎病態形成にける上皮細胞の役割について</B>
アレルギ-性鼻炎の病態形成には、鼻粘膜の上皮細胞は重要な働きをしています。Nasal brushingの手法を用い、季節性アレルギ-性鼻炎の吸入抗原暴露を受けているときと、受けていないときの、上皮細胞におけるサイトカイン、ケモカインなどの発現の経時的変化を検討しています。
<B>好酸球性副鼻腔炎治療指針の作成</B>
近年増加している型で好酸球の浸潤が顕著にみられます。病因解明の基礎的研究を行いながら、ステロイド点鼻薬、抗ロイコトリエン薬などの有効性を検討し、内視鏡下副鼻腔手術を含め、重症度に合わせた治療指針の作成を行っています。 好酸球性中耳炎の病態解明と有効な治療法の検討
昨年、好酸球性中耳炎の研究グル-プの1人として好酸球性中耳炎の診断基準を作成しました。好酸球性中耳炎には、軽症なものから重症なものまであり、その違いはどうしておこるのか検討しています。
<B>鼻・副鼻腔線維芽細胞の特殊性と慢性副鼻腔炎病態形成における役割の解明</B>
近年、線維芽細胞は自然免疫や獲得免疫に深く関わっていることが分かってきています。特に最近では、鼻・副鼻腔線維芽細胞は、慢性副鼻腔炎の病態形成に重要な種々のtoll like receotprs (TLRs)に反応することを解明しました。現在は、人の複雑な生体反応に重要な働きをしていますnon coding RNAの、鼻・副鼻腔線維芽細胞における発現を検討しています。
唾液腺TcシンチグラフィにおいてWarthin腫瘍とオンコサイトーマは特異的に集積像を示します。集積の機序の解明のため、細胞膜でヨード能動輸送を担うNISに着目し、唾液腺腫瘍における発現を調べています。
全件表示(6件)
ページの先頭へ
■ 当該年度の研究費受入状況
ページの先頭へ
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 0 0 1 0 0 4  0 1 0 0  4 9  0 1  0 0
ページの先頭へ
■ 学術雑誌
原著
1. Omura Go, Yoshimoto Seiichi, Rikitake Ryoko, Eguchi Kohtaro, Nakamizo Munenaga, Nibu Ken-Ichi:  Comparison of survival outcomes between adolescent and young adults and older adults with tongue squamous cell carcinoma: a nationwide database study using the head and neck cancer registry of Japan.  International journal of clinical oncology  28 (2) :221-228 , 2023.2   DOI:10.1007/s10147-022-02279-6
2. Matsuyama Hiroshi, Ueki Yushi, Okamoto Isaku, Nagao Toshitaka, Honda Kohei, Yamazaki Keisuke, Okabe Ryuichi, Togashi Takafumi, Shodo Ryusuke, Ota Hisayuki, Takahashi Takeshi, Omata Jo, Yokoyama Yusuke, Saijo Kohei, Tanaka Ryoko, Tsukahara Kiyoaki, Kitahara Tadashi, Uemura Hirokazu, Yoshimoto Seiichi, Matsumoto Fumihiko, Okami Kenji, Sakai Akihiro, Takano Kenichi, Kondo Atsushi, Inohara Hidenori, Eguchi Hirotaka, Oridate Nobuhiko, Tanabe Teruhiko, Nakamizo Munenaga, Yokoshima Kazuhiko, Miura Koki, Kitani Yosuke, Horii Arata:  Head and neck small-cell carcinoma: A multicenter study of 39 cases from 10 institutions.  Frontiers in surgery  9 :1049116 , 2022.11   DOI:10.3389/fsurg.2022.1049116
3. YAMAMURA Yukie, KUSAMA Kaoru, TOMITA Erika, NONAKA Manabu:  Measurement of the Consultation Duration in Otorhinolaryngology Outpatient Clinics: Comparison between a University Hospital and a City Hospital.  International Journal of Practical Otolaryngology  5 :e21-e28 , 2022.7   DOI:10.1055/s-0042-1750367
症例報告
1. Jikuzono Tomoo, Suzuki Shigekazu, Ishibashi Osamu, Kure Shoko, Sakanushi Atsuko, Nakamizo Munenaga, Kawamoto Masashi, Ohashi Ryuji, Yamada Tetsu, Sugitani Iwao:  Clinical Utility of Fine-Needle Aspiration Cytology for Adenoid Cystic Carcinoma of the Trachea with Thyroid Invasion: A Case Report.  Journal of Nippon Medical School = Nippon Ika Daigaku zasshi  89 (4) :460-465 , 2022.8   DOI:10.1272/jnms.JNMS.2022_89-207
その他
1. 野島 知人, 野中 学:  【外来診療のテクニック-匠に学ぶプロのコツ】鼻・副鼻腔疾患 難治性副鼻腔炎の保存療法・手術を勧めるタイミング.  耳鼻咽喉科・頭頸部外科  94 (6) :437-441 , 2022.5   DOI:10.11477/mf.1411203042
ページの先頭へ
■ 著書
1. 野島知人, 野中学:  薬物の有害事象とその対策.  プラクティス耳鼻咽喉科の臨床3
耳鼻咽喉科薬物治療ベッドサイドガイド  11-18.  株式会社 中山書店,  東京都, 2023.2
ページの先頭へ
■ 学会発表
1. ◎NONAKA Manabu: Chronic Rhinosinusitis Associated with IgG4-Related Disease.  65th Korean Rhinologic Annual Congress,  Daegu,  2023/03
2. ◎稲井俊太, 中溝宗永, 田宮亜希子, 佐藤えみり, 山村幸江, 野中学: 顎下腺に発生したメトトレキサート関連MALTリンパ腫の1例.  第66回日本唾液腺学会,  東京,  2022/11
3. 中溝宗永, 稲井俊太: 頸部リンパ節病変の診断と対応ー頸部リンパ節に生じる腫瘍・嚢胞性疾患ー.  第67回日本口腔外科学会学術大会,  千葉,  2022/11
4. 佐藤えみり, 瀬尾友佳子, 富田英莉香, 中本実沙, 野中学: ACO症例に合併する好酸球性中耳炎の治療経過.  第32回日本耳科学会・学術講演会,  神奈川県横浜市 パシフィコ横浜,  2022/10
5. ◎松居可奈子, 向井昌功, 野島知人, 田宮亜希子, ヤマカワ詩央, 瀬尾友佳子, 山村幸江, 野中学: Asthma and COPD Overlap(ACO)症例における鼻茸のNGALについて.  第61回 日本鼻科学会総会・学術講演会,  石川県金沢市,  2022/10
全件表示(14件)
ページの先頭へ
  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者