<<< 前 2016年度 2017年度 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 次 >>>
 耳鼻咽喉科
概要 当該年度の研究費受入状況 学術雑誌
著書 学会発表


教授:
   野中 学
講師:
   山村 幸江
助教:
   一瀬 和美
   草間 薫
   近藤 律男
   坂林 美喜子
   崎谷 恵理
   瀬尾 友佳子
   立川 麻也子
   戸塚 大輔
   富田 英莉香
   野島 知人

   栁澤 桂子
■ 概要
<B>ミクリッツ病・IgG4関連疾患の病理学的検討</B>
IgG4関連疾患として理解されつつあるミクリッツ病、キュットナー腫瘍の臨床ならびに基礎的研究を行っています。
<B>木村病の病態解明と新しい治療法</B>
木村病の発症機序解明のため、次世代シークエンサーを用いて遺伝子解析を行いTSLP、TSLPRの関与について検討。抗IgE抗体を用いた新しい治療法に挑戦する。
<B>アレルギ-性鼻炎病態形成にける上皮細胞の役割について</B>
アレルギ-性鼻炎の病態形成には、鼻粘膜の上皮細胞は重要な働きをしています。Nasal brushingの手法を用い、季節性アレルギ-性鼻炎の吸入抗原暴露を受けているときと、受けていないときの、上皮細胞におけるサイトカイン、ケモカインなどの発現の経時的変化を検討しています。
<B>好酸球性副鼻腔炎治療指針の作成</B>
近年増加している型で好酸球の浸潤が顕著にみられます。病因解明の基礎的研究を行いながら、ステロイド点鼻薬、抗ロイコトリエン薬などの有効性を検討し、内視鏡下副鼻腔手術を含め、重症度に合わせた治療指針の作成を行っています。 好酸球性中耳炎の病態解明と有効な治療法の検討
昨年、好酸球性中耳炎の研究グル-プの1人として好酸球性中耳炎の診断基準を作成しました。好酸球性中耳炎には、軽症なものから重症なものまであり、その違いはどうしておこるのか検討しています。
<B>鼻・副鼻腔線維芽細胞の特殊性と慢性副鼻腔炎病態形成における役割の解明</B>
近年、線維芽細胞は自然免疫や獲得免疫に深く関わっていることが分かってきています。特に最近では、鼻・副鼻腔線維芽細胞は、慢性副鼻腔炎の病態形成に重要な種々のtoll like receotprs (TLRs)に反応することを解明しました。現在は、人の複雑な生体反応に重要な働きをしていますnon coding RNAの、鼻・副鼻腔線維芽細胞における発現を検討しています。
唾液腺TcシンチグラフィにおいてWarthin腫瘍とオンコサイトーマは特異的に集積像を示します。集積の機序の解明のため、細胞膜でヨード能動輸送を担うNISに着目し、唾液腺腫瘍における発現を調べています。
全件表示(6件)
ページの先頭へ
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  学術研究助成基金助成金 若手研究  (研究課題番号:18K16861)
 研究課題:唾液腺内視鏡手術の普及と治療成績向上のための基礎及び臨床研究  (研究代表者:近藤律男)
 研究補助金:4,160,000円  (代表)
ページの先頭へ
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 6 2 3 3 1 1  0 2 0 0  11 1  0 0  0 0
ページの先頭へ
■ 学術雑誌
原著
1. 野島知人, 西嶋文美, 武藤博之, 永田博史:  同側耳下腺内における多形腺腫と筋上皮腫の発生例.  耳鼻咽喉科臨床  112 (2) :121-126 , 2019.2   DOI:10.5631/jibirin.112.121
2. Kondo Norio, Moriyama Takahito, Tachikawa Mayako, Tomita Erika, Hattori Ai, Yamamura Yukie, Nonaka Manabu:  Tonsillectomy plus steroid pulse therapy is the most effective treatment in adult patients with C-Grade I IgA nephropathy, and the weight of the extracted palatine tonsils and Yamamoto scale have no significant correlation with the effects of this treatment.  Auris, nasus, larynx  2019 :0-0 , 2019.1   DOI:10.1016/j.anl.2019.01.003
3. Kondo Norio, Yoshihara Toshio, Yamamura Yukie, Kusama Kaoru, Sakitani Eri, Seo Yukako, Tachikawa Mayako, Yanagisawa Keiko, Ono Erika, Maeda Yasuyo, Nojima Tomohito, Tamiya Akiko, Sato Emiri, Nonaka Manabu:  Treatment outcomes of sialendoscopy for submandibular gland sialolithiasis: The minor axis of the sialolith is a regulative factor for the removal of sialoliths in the hilum of the submandibular gland using sialendoscopy alone.  Auris Nasus Larynx  45 (4) :772-776 , 2018.8   DOI:10.1016/j.anl.2017.09.003
4. KondoNorio, YoshiharaToshio, YamamuraYukie, KusamaKaoru, SakitaniEri, SeoYukako, TachikawaMayako, KujiraiKeiko, OnoErika, MaedaYasuyo, NojimaTomohito, TamiyaAkiko, SatoEmiri, NonakaManabu:  Diagnostic and treatment effects of sialendoscopy for patients with swelling of the parotid gland when sialoliths are undetected with computed tomography.  Auris Nasus Larynx  45 (4) :880-884 , 2018.8   DOI:10.1016/j.anl.2017.11.004.
5. Kondo Norio, Yoshihara Toshio, Yamamura Yukie, Kusama Kaoru, Sakitani Eri, Seo Yukako, Tachikawa Mayako, Kujirai Keiko, Ono Erika, Maeda Yasuyo, Nojima Tomohito, Tamiya Akiko, Sato Emiri, Nonaka Manabu:  The landmark for removal of sialoliths using sialendoscopy alone in parotid gland sialolithiasis.  Auris Nasus Larynx  45 (2) :306-310 , 2018.4
全件表示(6件)
総説及び解説
1. 近藤律男, 吉原俊雄, 山村幸江, 草間薫, 崎谷恵理, 瀬尾友佳子, 立川麻也子, 柳澤桂子, 富田英莉香, 前田恭世, 野島知人, 田宮亜希子, 佐藤えみり, 野中学:  唾液腺管内視鏡のみで摘出可能な耳下腺唾石症の解剖学的指標.  日本耳鼻咽喉科学会会報  122 (2) :168-169 , 2019.2   DOI:doi.org/10.3950/jibiinkoka.122.168
2. 瀬尾友佳子, 野中学:  【私はこうしている-鼻科手術編】 各種疾患に対する手術 好酸球性副鼻腔炎.  JOHNS  34 (9) :1261-1263 , 2018.9
3. 近藤律男, 吉原俊雄:  唾石の診断と内視鏡下摘出術.  ENTONI  (222) :18-24 , 2018.8
4. 山村幸江:  わかりやすい感覚器疾患 全身疾患と味覚障害.  日本医師会雑誌  147 :170-171 , 2018.6
5. 山村幸江:  わかりやすい感覚器疾患 舌痛症・味覚異常.  日本医師会雑誌  147 :174-175 , 2018.6
全件表示(7件)
その他
1. 丹生 健一, 中溝 宗永, 吉本 世一, 土井 麻理子, 岡田 昌史:  AMED研究 頭頸部癌領域 頭頸部癌全国症例登録システムの構築と臓器温存治療のエビデンス創出.  日本耳鼻咽喉科学会会報  122 (3) :202-203 , 2019.3   DOI:https://doi.org/10.3950/jibiinkoka.122.202
ページの先頭へ
■ 著書
1. 島貫 茉莉江, 戸塚 大輔, 中原 奈々, 佐藤 陽一郎, 今西 順久:  頸部刺傷による鋭的気管損傷の治療経験.  日本耳鼻咽喉科学会会報  912-920.  (一社)日本耳鼻咽喉科学会,  東京,日本, 2018.7
2. 山村幸江:  特殊な咽頭炎(ジフテリア、結核).  今日の耳鼻咽喉科・頭頸部外科治療指針 第4版  370-371.  医学書院,  東京, 2018.6
ページの先頭へ
■ 学会発表
1. ◎市川あかね, 三枝英人, 門園修, 山本圭介, 野島知人, 伊藤裕之, 野中学: 経過・既往とは無関係に特発性非炎症性輪状咽頭筋ミオパチーによる嚥下障害を発症していた1例.  第42回日本嚥下医学会総会ならびに学術講演会,  福岡県久留米市,  2019/03
2. ◎草間薫, 田中美郷, 門園修, 三枝英人, 針谷しげ子: CHARGE症候群の難聴児4例における聴覚と身体合併症の検討.  第63回日本聴覚医学会総会・学術講演会,  神戸,  2018/10
3. ◎富田英莉香, 野中学, 近藤律男, 草間薫, 瀬尾友佳子, 立川麻也子, 服部藍: 国内2例目のCandida Aurisが検出された滲出性中耳炎症例.  第28回日本耳科学会総会・学術講演会,  大阪,  2018/10
4. ◎服部藍, 野中学, 近藤律男, 瀬尾友佳子, 立川麻也子, 小野英莉香, 野島知人, 五島可奈子: 前頭洞と上顎洞に主病変を認めた慢性非浸潤性副鼻腔真菌症の一例.  第57回日本鼻科学会総会・学術講演会,  旭川,  2018/09
5. 田宮亜希子, ◎立川麻也子, 山村幸江, 野中学: 咽頭炎から汎発性帯状疱疹を経て帯状疱疹性髄膜炎に至った1症例.  第31回日本口腔・咽頭科学会総会・学術講演会,  名古屋,  2018/09
全件表示(12件)
ページの先頭へ
  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者