<<< 前
2018年度
2019年度
2020年度
|
2021年度
|
2022年度
次 >>>
生理学(旧分子細胞生理学分野)
|
■ 概要
教室の紹介
|
基礎医学の中で生理学は“からだのしくみ”(生体の機能)を対象とする必修の重要な学習領域です。また生理学的研究は生命現象のメカニズム(“生”きる“理”)の解明を目指しています。生理学(分子細胞生理学)教室は細胞・分子レベルでの生理を担当しています。現在急速に進みつつあるポストゲノム科学を念頭において、分子・細胞レベルでの遺伝子やタンパク質の機能を解析する研究を行っています。遺伝子改変技術やRNA干渉を用いた研究を通して、医学・生理学への貢献をしたいと考えています。
|
教室の特徴
|
研究分野としての基礎医学系は、臨床医学系と異なり、直接的にヒトを扱うのではなく、主に実験動物や細胞などを用いて実験的解析を行う。このようなアプローチは、個人情報や倫理的な問題を伴うことなく、多くのデータを取得することで、再現性のある現象を解析することができるからである。遺伝子改変などを行った個体や細胞での表現型を解析することで、分子と生命現象との間の因果関係を厳密に検証することが可能になる。
基礎医学の中の生理学は、生体の仕組みを理解することで、ヒトの疾患を理解する前提となる領域である。生理学(分子細胞生理学)教室では、分子・細胞レベルでの生理学を担当している。ヒトが健康に生きるためには、生体の恒常性の維持や環境変化の感知と適応などが重要である。ヒトゲノム解読によって、疾患責任遺伝子が次々と明らかになりつつあるが、これらが、生体内でどのような生理的機能を担っているのか、このような分子の異常がどのような経過を辿って疾患に結びつくかを理解することが医学として緊急に解くべき課題であると考えられる。
当教室では、このような従来の生理学や病態生理学的疑問に対して、分子生物学的、細胞生物学的、遺伝学的アプローチを総合して挑戦している。
|
ページの先頭へ
|
|
■ 当該年度の研究費受入状況
1.
|
2020年度科学研究費補助金(基盤研究(B))
(研究課題番号:20H03422)
研究課題:全身性RNAiに関わる小胞輸送制御分子の作用機序の解明
(研究代表者:三谷 昌平)
研究補助金:4,600,000円 (代表)
|
2.
|
2020年度科学研究費補助金(基盤研究(C))
(研究課題番号:19K06912)
研究課題:逃避行動最適化の1神経細胞における神経応答のシナプス解剖学的解析
(研究代表者:堀 沙耶香)
研究補助金:500,000円 (代表)
|
3.
|
2020年度科学研究費補助金(基盤研究(C))
(研究課題番号:20K06561)
研究課題:細胞外dsRNAの細胞間伝播を制御する分子基盤の解明
(研究代表者:出嶋 克史)
研究補助金:1,100,000円 (代表)
|
4.
|
2020年度科学研究費補助金(若手研究)
(研究課題番号:18K15015)
研究課題:二本鎖RNAの細胞間伝播を制御する分子機構の解析
(研究代表者:吉田慶太)
研究補助金:300,000円 (代表)
|
5.
|
2020年度科学研究費補助金(若手研究(B))
(研究課題番号:17K18135)
研究課題:ADAMTS9の機能と分化調整メカニズムについての研究
(研究代表者:茂泉 佐和子)
研究補助金:500,000円 (代表)
|
6.
|
研究開発施設共用等促進費補助金(ナショナルバイオリソースプロジェクト)
研究課題:遺伝子機能解析用線虫ストレインの収集・保存•提供
(研究代表者:三谷 昌平)
研究補助金:68,870,000円 (代表)
|
7.
|
共同研究
研究課題:疾病に関わる蛋白質を制御する活性物質の単離精製、構造解析及び当該活性物質の薬理作用の解明
(研究代表者:三谷昌平)
研究補助金:2,000,000円 (代表)
|
8.
|
第4期(2020年度)大隈基礎科学創成財団研究助成
研究課題:逃避行動を最適化する原型回路の分子基盤解析
(研究代表者:堀 沙耶香)
研究補助金:3,700,000円 (代表)
|
5件表示
|
全件表示(8件)
|
ページの先頭へ
|
|
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 |
著書 |
学会発表 |
その他 発表 |
和文 | 英文 |
和文 | 英文 |
国内 | 国際 |
筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 | 筆 頭 | Corresponding Author | 共 著 |
筆 頭 | 共 著 | 筆 頭 | 共 著 |
演 者 | 共 演 | 演 者 | 共 演 |
演 者 | 共 演 |
0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 |
0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 1 |
0 | 1 |
0 | 0 |
|
ページの先頭へ
|
|
■ 学術雑誌
原著
|
1.
|
Marika Rikitake†, Ayako Matsuda†, Daisuke Murata, Katsufumi Dejima, Kazuko H Nomura, Karen L Abbott, Shohei Mitani, Kazuya Nomura*:
Analysis of GPI-anchored proteins involved in germline stem cell proliferation in the Caenorhabditis elegans germline stem cell niche.
THE JOURNAL OF BIOCHEMISTRY
mvaa075
:?
, 2020
DOI:10.1093
|
ページの先頭へ
|
|
■ 学会発表
1.
|
Kim Byunghyuk , Sun Peter , Hasan Rahat, Emmons Scott:
Elucidating the functions of cell adhesion molecules in determining neuronal connectivity in C. elegans.
Molecular Mechanisms of Neuronal Connectivity (Virtual) 2020年9月,
Virtual,
2020/09
|
2.
|
YoshinaSawako, Mitani Shohei:
The role of the GON Domain on IP3R and calcium homeostasis.
the 98th Annual Meeting of The Physiological Society of Japan,
名古屋国際会議場,
2021/03
|
3.
|
Luna Izuhara,Sawako Yoshina,Sayaka,Shohei Mitani:
Tumor suppressor homologue let-7 is regulated across generations by starvation in C. elegans..
The 98th Annual Meeting of the Physiological Society of Japan,
日本(コロナのため、オンライン上ポスター発表なった),
2021/03
|
4.
|
◎堀沙耶香, 三谷昌平:
線虫の逃避行動を最適化する シナプスと神経応答の分子基盤の解析.
日本動物学会 第91回大会 2020,
オンライン,日本,
2020/09
|
5.
|
伊豆原 るな, 吉名 佐和子, 樋口 清香 , 末廣 勇司, 三谷 昌平:
ロマチンリモデリング因子SWI / SNF複合体サブユニットであるbcl-7の作用機序の分析。.
第19回日本再生医療学会総会,
パシフィコ横浜(3月12~15開催予定だったが、新型コロナウィルス感染症の拡大のため延期し、web上開催),
2020/06
|
ページの先頭へ
|
|