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 耳鼻咽喉科
概要 当該年度の研究費受入状況 学術雑誌
学会発表


教授:
   野中 学
   中溝 宗永
准教授:
   山村 幸江
講師:
   瀬尾 友佳子
助教:
   稲井 俊太
   草間 薫
   近藤 律男
   崎谷 恵理
   富田 英莉香
   中居 えみり
   野島 知人
   松居 可奈子
   向井 昌功
助手:
   田宮 亜希子
■ 概要
<B>ミクリッツ病・IgG4関連疾患の病理学的検討</B>
IgG4関連疾患として理解されつつあるミクリッツ病、キュットナー腫瘍の臨床ならびに基礎的研究を行っています。
<B>木村病の病態解明と新しい治療法</B>
木村病の発症機序解明のため、次世代シークエンサーを用いて遺伝子解析を行いTSLP、TSLPRの関与について検討。抗IgE抗体を用いた新しい治療法に挑戦する。
<B>アレルギ-性鼻炎病態形成にける上皮細胞の役割について</B>
アレルギ-性鼻炎の病態形成には、鼻粘膜の上皮細胞は重要な働きをしています。Nasal brushingの手法を用い、季節性アレルギ-性鼻炎の吸入抗原暴露を受けているときと、受けていないときの、上皮細胞におけるサイトカイン、ケモカインなどの発現の経時的変化を検討しています。
<B>好酸球性副鼻腔炎治療指針の作成</B>
近年増加している型で好酸球の浸潤が顕著にみられます。病因解明の基礎的研究を行いながら、ステロイド点鼻薬、抗ロイコトリエン薬などの有効性を検討し、内視鏡下副鼻腔手術を含め、重症度に合わせた治療指針の作成を行っています。 好酸球性中耳炎の病態解明と有効な治療法の検討
昨年、好酸球性中耳炎の研究グル-プの1人として好酸球性中耳炎の診断基準を作成しました。好酸球性中耳炎には、軽症なものから重症なものまであり、その違いはどうしておこるのか検討しています。
<B>鼻・副鼻腔線維芽細胞の特殊性と慢性副鼻腔炎病態形成における役割の解明</B>
近年、線維芽細胞は自然免疫や獲得免疫に深く関わっていることが分かってきています。特に最近では、鼻・副鼻腔線維芽細胞は、慢性副鼻腔炎の病態形成に重要な種々のtoll like receotprs (TLRs)に反応することを解明しました。現在は、人の複雑な生体反応に重要な働きをしていますnon coding RNAの、鼻・副鼻腔線維芽細胞における発現を検討しています。
唾液腺TcシンチグラフィにおいてWarthin腫瘍とオンコサイトーマは特異的に集積像を示します。集積の機序の解明のため、細胞膜でヨード能動輸送を担うNISに着目し、唾液腺腫瘍における発現を調べています。
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■ 当該年度の研究費受入状況
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 2 1 3 1 0 1  0 0 0 0  3 6  0 0  0 0
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■ 学術雑誌
原著
1. Koide Yutaro, Kodaira Takeshi, Kitayama Megumi, Kawakita Daisuke, Kirita Tadaaki, Yoshimoto Seiichi, Nakamizo Munenaga, Nibu Ken-Ichi:  Definitive radiotherapy for nasopharyngeal carcinoma in Japan: analysis of cases in the National Head and Neck Cancer Registry from 2011 to 2014.  Japanese journal of clinical oncology  :1-9 , 2023.10   DOI:10.1093/jjco/hyad130
2. SATO Emiri, SEO Yukako, TAGAYA Etsuko, YAGI Osamitsu, YAMAMURA YUKIE, NONAKA Manabu:  Higher Prevalence and Severity of Eosinophilic Otitis Media in Patients with Asthma-COPD Overlap Compared with Asthma Alone.  International archives of allergy and immunology  184 (11) :1116-1125 , 2023.8   DOI:10.1159/000531980
総説及び解説
1. 中溝宗永, 稲井俊太:  頸部リンパ節病変の診断と対応‐頸部リンパ節に生ずる腫瘍・嚢胞性病変‐.  日本口腔外科学会雑誌  70 (2) :36-41 , 2024.2
2. 山村 幸江:  【意外と知らない外用薬の知識】耳鼻咽喉科疾患に対する外用薬の効果的な使用法 口腔乾燥症.  JOHNS  40 (1) :75-78 , 2024.1   DOI:10.24479/ohns.0000000932
3. 山村幸江:  【高齢者の疑問にどう答えるか】 口腔・咽頭・食道領域 舌がいつもピリピリ痛むのですが,病気でしょうか?.  JOHNS  39 (9) :1042-1044 , 2023.9   DOI:10.24479/ohns.0000000738
4. 田宮亜希子, 山村幸江:  【豊富な処方例でポイント解説! 耳鼻咽喉科・頭頸部外科処方マニュアル】唾液腺の感染症/炎症 線維素性唾液管炎.  耳鼻咽喉科・頭頸部外科  95 (5) :131-133 , 2023.4   DOI:10.11477/mf.1411203328
症例報告
1. 中本実沙, 草間 薫, 中溝宗永, 野中学:  過長茎状突起が原因と考えられた末梢性顔面神経麻痺症例.  Otology Japan  33 (3) :197-202 , 2023.10
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■ 学会発表
1. 稲井俊太, 中溝宗永, 吉澤佐恵子, 井藤奈央子, 向井昌功, 中本実沙, ヤマカワ詩央,長嶋洋治, 長尾俊孝, 野中学: 術前診断が困難であった耳下腺Sialolipomaの2例.  第33回日本頭頸部外科学会,  松山,  2024/02
2. 向井昌功, 稲井俊太, 中溝宗永, 野中学: 移植空腸の屈曲解除手術を必要とした下咽頭癌例.  第33回日本頭頸部外科学会,  松山,  2024/02
3. ◎中西 遥, 野中 学, 野島 知人, 向井 昌功, 瀬尾 友佳子, 多賀谷 悦子: 喘息に対するトリプル吸入療法が有効であった喘息合併慢性鼻副鼻腔炎の2症例.  第72回日本アレルギー学会学術大会,  東京,  2023/10
4. ◎野島知人, 中西遥, 野中学: IgG4関連疾患と慢性鼻副鼻腔炎.  第72回日本アレルギー学会学術大会,  東京,  2023/10
5. ◎佐藤 えみり, 瀬尾 友佳子, 多賀谷 悦子, 野中 学: Asthma COPD Overlapを再考する 好酸球性中耳炎と慢性鼻副鼻腔炎との関連性.  第72回日本アレルギー学会学術大会,  東京,  2023/10
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  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者