<<< 前 2016年度 2017年度 2018年度 | 2019年度 | 2020年度 次 >>>
 足立医療センター 乳腺診療部
概要 当該年度の研究費受入状況 学術雑誌
学会発表


准教授:
   清水 忠夫
   平野 明
助教:
   小倉 薫
   上村 万里
   阪口 志帆
   服部 晃典
   湯川 寛子
■ 概要
特徴
乳腺専門医が乳腺疾患の診断、治療を担当しています。乳腺外来は、関連の日暮里クリニックと併せると毎日行っています。手術件数はここ数年100例を超えております。乳腺エコー、マンモグラフィ件数も年々増加していますが、ベットサイドで乳腺エコーを用いることで、穿刺吸引細胞診や針生検を行い、迅速で正確な診断に努めています。また、乳癌の広がり・転移の診断は、MD-CTやMRIなどの最新機器を駆使して行っています。病院病理科、放射線科、検査科と定期的に検討会を行って診療レベルの向上に努めています。治療については、約7割が乳房温存手術で、センチネルリンパ節生検による腋窩リンパ節郭清の省略や放射線照射が省略可能な症例の選択など、治療の個別化をはかっています。また、術前化学療法や術後補助療法なども最新データをもとに行っています。
詳しくはこちらのホームページをご覧下さい。東京女子医科大学東医療センター乳腺診療部
術前化学療法
術前化学療法を積極的に取り入れ、高い効果が得られています。特にHER2陽性乳がん(HER2:ハーツーというタンパクががん細胞表面にたくさんついている乳がん)では完全消失する確率が60%と非常に高い効果が得られています。
乳房再建術
②乳房再建術
当院形成外科と共同で一期的、二期的再建にも積極的に取り組んでおります。がんの範囲が広く乳房温存が不可能で、術前化学療法の効きにくい方がよい適応となります。
センチネルリンパ節生検
センチネルリンパ節というのは,乳がんからのリンパ流が最初に行き着くリンパ節です。乳がんの手術の際、このリンパ節を調べて、がんの転移がなかったら他のリンパ節にも転移がないだろうと考えられています。センチネルリンパ節生検により、腋窩郭清による後遺症がほとんどなくなるというメリットがあります。また、腋窩にドレーン(リンパ液を排出するためのチューブ)を入れなくてよいため入院期間が短くて済みます。
ページの先頭へ
■ 当該年度の研究費受入状況
ページの先頭へ
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 0 0 0 1 1 0  0 0 0 0  2 10  0 0  0 0
ページの先頭へ
■ 学術雑誌
原著
1. Hirano Akira*, Inoue Hiroaki, Ogura Kaoru, Hattori Akinori, Yukawa Hiroko, Sakaguchi Shiho, Matsuoka Aya, Natsuko Tanaka, Kodera Asaka, Kamimura Mari, NARITAKA YOSHIHIKO, SHIMIZU Tadao:  Long-term effect of exemestane therapy on bone mineral density supported by bisphosphonates: Results of 5-year adjuvant treatment in postmenopausal women with early-stage breast cancer.  Asia-Pacific Journal of Clinical Oncology  :1-5 , 2018.6
ページの先頭へ
■ 学会発表
1. ◎地曵典恵,板橋道朗,大橋高志,横濱さおり,前田 文,羽二生賢人,阪口志帆,湯川寛子,平野 明,岡本高宏: 乳房切除に対する3施設クリニカルパス共有.  第19回日本クリニカルパス学会学術集会,  函館,  2018/10
2. ◎松岡綾, 井上寛章, 小倉薫, 服部晃典, 湯川寛子, 阪口志帆, 田中菜摘子, 小寺麻加, 上村万里, 成高義彦, 平野明: 一般演題 乳腺3「HER2・有害事象」
ペルツズマブ+トラスツズマブで重篤なInfusion reactionを呈したHER2陽性乳癌の1例.  第40回日本癌局所療法研究会,  東京,  2018/06
3. ◎平野明, 井上寛章, 小倉薫, 湯川寛子, 阪口志帆, 松岡綾, 田中菜摘子, 服部晃典, 小寺麻加, 上村万里, 成高義彦: ポスター掲示39/薬物療法(2)
リンパ節転移1~3個のLuminal A乳癌における化学療法の意義.  第26回日本乳癌学会学術総会,  京都,  2018/05
4. ◎湯川寛子, 井上寛章, 小倉薫, 田中菜摘子, 松岡綾, 上村万里, 服部晃典, 阪口志帆, 小寺麻加, 成高義彦, 平野明: ポスター討議34/薬物療法
当科における閉経後ホルモン陽性進行再発乳癌に対するEthinyl Estradiolの使用経験.  第26回日本乳癌学会学術総会,  京都,  2018/05
5. ◎井上寛章, 小倉薫, 田中菜摘子, 上村万里, 服部晃典, 湯川寛子, 阪口志帆, 松岡綾, 小寺麻加, 成高義彦, 藤林眞理子, 平野明: ワークショップ 1/腫瘍免疫:基礎から臨床へ 
ホルモン陽性High grade乳癌におけるTILsの意義.  第26回日本乳癌学会学術総会,  京都,  2018/05
全件表示(12件)
ページの先頭へ
  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者