<<< 前 2010年度 2011年度 2012年度 | 2013年度 | 2014年度 次 >>>
 足立医療センター 検査科
概要 Keywords 当該年度の研究費受入状況
学術雑誌 著書 学会発表


教授:
   加藤 博之
准教授:
   坂本 輝彦
助教:
   大塚 洋子
   下嶋 理恵子
   渡邊 清
■ 概要
最新の臨床、研究の実践
1)大腸腫瘍に対する内視鏡的診断と治療。先進医療として行った大腸ESDは、全国でも限られた施設のみで、本学では当科だけであった。最新機器を使用し、診断能力も高い。
2)カプセル内視鏡(CE)に関する臨床および研究。CE導入後数年が経過したが、これまで診断がつかなかったり、治療に難渋していた例の手助けとなっており、地域病院からの紹介も増えてきている。
3)大腸内視鏡検査(CS)の前処置、挿入法に関する研究。CSは、多くの施設で行われているものの、いまだに前処置や挿入が容易とは言い難い。患者さんにとっていかに苦痛なく、しかも正確な検査ができるように工夫を重ねている。
4)髄液細胞の自動分析に関する研究。
5)細菌自動分析に関する研究。
当科の特徴
病院中央検査部門として、消化器関係の検査を中心として担っている。スクリーニング検査から先進医療まで幅広いニーズにこたえられる。
当科独自の教育システムの確立
慣例にしたがって職員配置を行ってきたが、若い技師のローテーション研修の必要性から、当科独自の教育システムの構築が必要と考えられた。検討委員会にて約1年間検討を重ね、2011年度末に当システムが完成した。当科の状況が整い次第、実践していく予定である。(当システムについては第58回日本臨床検査医学会総会にて発表した)
臨床検査科としての取り組み
1)当科は、光学診療部門(内視鏡、超音波)と、臨床検査部門(細菌検査、一般検査、生理検査、生化学検査)に大別されるが、他施設の多くでは2部門が独立しているのに対し、当科では1つの診療部として密接に連携しているという特徴がある。臨床検査科として、2部門を関連づけた題材を研究テーマにしている。
2)本年度から、精度管理委員会を立ち上げた。院内検査において、特に重要性の高いと考えられる異常データについては速やかに臨床へ連絡し、連携を図るよう努めている。
ページの先頭へ
■ Keywords
消化器内視鏡, 臨床検査, 精度管理
ページの先頭へ
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  奨学寄附金 臨床研究
 研究課題:大腸ESDの治療後の経過について  (研究代表者:加藤博之)
 研究補助金:500,000円  (代表)
ページの先頭へ
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 2 0 3 0 0 1  0 1 0 0  9 2  0 0  0 0
ページの先頭へ
■ 学術雑誌
原著
1. Furuichi Yoshihiro, Kawai Takashi, Ichimura Shigeki, Metoki Ryo, Miyata Yuki, Oshima Toshihiro, Sano Takatomo, Murashima Eigaku, Taira Junichi, Sugimoto Katsutoshi, Kamamoto Hiroyuki, Imai Yasuharu, Moriyasu Fuminori:  Flexible imaging color enhancement improves visibility of transnasal endoscopic images in diagnosing esophageal varices: a multicenter prospective blinded study.  Journal of digestive diseases  13 (12) :634-41 , 2012.12   DOI:10.1111/j.1751-2980.2012.00643.x
2. 今井 康晴, 佐野 隆友, 村嶋 英学, 市村 茂輝, 平良 淳一, 杉本 勝俊, 山田 幸太, 古市 好宏, 中村 郁夫, 森安 史典:  【進化する超音波検査~第31回超音波ドプラ研究会臨床研究集~】マルチモダリティによるフュージョンイメージング超音波診断 Real-time Virtual Sonographyにおける位置合わせの工夫.  Rad Fan  10 (14) :64-66 , 2012.11
3. 山田理恵子, 加藤博之, 上野惠子:  乳癌の広がり診断からみたMDCT.  日本臨床  70 (7) :297-301 , 2012.9
総説及び解説
1. 古市 好宏, 市村 茂輝, 森安 史典:  【肝硬変update より良き診療のために】肝硬変合併症の病態生理と診断法 門脈圧亢進症における全身血行動態の変化.  Medicina  49 (7) :1158-1161 , 2012.7
2. 古市 好宏, 河合 隆, 森安 史典:  【そこが知りたい 上部消化管内視鏡の基本Q&A】コラム(4)食道静脈瘤は、NBIとFICEのどちらがよく見えるの?.  消化器内視鏡レクチャー  1 (1) :86 , 2012.5
その他
1. 加藤博之, 山田理恵子:  CEAやCA19-9などの腫瘍マーカーの臨床的有用性を教えてください.  臨床検査  56 (11) :1176-1177 , 2012.10
ページの先頭へ
■ 著書
1. 加藤博之, 山田理恵子:  CEAやCA19-9などの腫瘍マーカーの臨床的有用性を教えてください.  臨床検査  1176-1177.  医学書院,  東京都, 2012.11
ページの先頭へ
■ 学会発表
1. ◎坂本輝彦, 大塚洋子, 山田理恵子, 加藤博之: 当センターで施行後、経過観察しえた大腸ESD瘢痕病変の検討.  第99回日本消化器病学会総会,  鹿児島市,  2013/03
2. ◎宮山牧子, 坂路英美, 林信子, 植村文江, 山田理恵子, 大塚洋子, 坂本輝彦, 加藤博之: 髄液中に異常リンパ球を認め、フローサイトメトリーが診断に有用であった1例.  第59回日本臨床検査医学会,  京都市,  2012/12
3. ◎大塚洋子, 山田夏紀, 森谷麻依子, 鈴木優大, 平田あかね, 五十嵐朋子, 三井香, 高橋丞, 岩田好隆, 山田理恵子, 坂本輝彦, 加藤博之: 糖尿病症例における神経活動電位の振幅と体格指数との関係について.  第59回日本臨床検査医学会,  京都市,  2012/12
4. ◎坂本輝彦, 大塚洋子, 山田理恵子, 平田あかね, 野田雪江, 小松祐己, 宮山牧子, 加藤博之: 胃生検にてGroup2と診断された病変の検討.  第59回日本臨床検査医学会,  京都市,  2012/11
5. ◎小松祐己, 山田理恵子, 高橋丞, 岩田好隆, 大城喜春, 大塚洋子, 坂本輝彦, 加藤博之: 大腸癌における血清抗p53抗体測定の有用性と評価.  第59回日本臨床検査医学会,  京都市,  2012/11
全件表示(11件)
ページの先頭へ
  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者