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 衛生学公衆衛生学(公衆衛生学分野 グローバルヘルス部門)
概要 当該年度の研究費受入状況 学術雑誌
学会発表


教授:
   遠藤 弘良
准教授:
   江藤 秀顕
講師:
   塚原 高広
助教:
   八代 美樹
   本間 一
■ 概要
寄生虫感染症・熱帯感染症の分野では主としてマラリア薬剤耐性の研究が行われています。世界の流行地において現地調査を行って得た原虫株を、最新の分析機器を用いて薬剤耐性遺伝子やマイクロサテライト座位の多型解析を行っています。

国際保健の分野では途上国における保健医療サービスの在り方について研究を進めています。主に感染症対策と母子保健の2つの分野での活動が行われており、感染症対策では抗マラリア薬処方行動の変容プロセスの解明を質的および量的研究から進めています。母子保健分野では、助産師等を対象としたインタビューによる質的調査を実施しています。更に日本における適切な医療の国際化を進めるための国際医療交流に関する研究も始めています。
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■ 当該年度の研究費受入状況
1.  厚生労働省科学研究費補助金
 研究課題:外国人患者の受入れに関する医療機関の整 備に関する研究  (研究代表者:遠藤弘良)
 研究補助金:3,174,000円  (代表)
2.  文部科学省科学研究費補助金 基盤研究(C)
 研究課題:マラリア迅速診断検査キット導入に伴う医療者の行動変容プロセス  (研究代表者:塚原高広)
 研究補助金:700,000円  (代表)
3.  文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B)
 研究課題:ミューテーターマラリア原虫のゲノムワイド変異解析:分子疫学的・実験的研究  (研究代表者:本間一)
 研究補助金:1,800,000円  (代表)
4.  国立国際医療研究センター国際医療研究開発費
 研究課題:アフリカおよびアジアにおける保健システム強化と住民の連携によるマラリア制圧に関する研究  (研究分担者:塚原高広)
 研究補助金:2,000,000円  (分担)
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 1 0 0 0 0 3  0 0 0 0  0 9  0 0  2 0
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■ 学術雑誌
原著
1. Tanabe K.*, Mita T., Palacpac N., Arisue N., Tougan T., Kawai S.,Jombart T., Kobayashi F., Horii T*:  Within-population genetic diversity of Plasmodium falciparum vaccine candidate antigens reveals geographic distance from a Central sub-Saharan African origin.  Vaccine  31 :1334-1339 , 2013.1
2. Tachibana Shin-Ichiro, Sullivan Steven, Kawai Satoru, Nakamura Shota, Kim Hyunjae, Goto Naohisa, Arisue Nobuko, Palacpac Nirianne, Honma Hajime, Yagi Masanori, Tougan Takahiro, Katakai Yuko, Kaneko Osamu, Mita Toshihiro, Kita Kiyoshi, Yasutomi Yasuhiro, Sutton Patrick, Shakhbatyan Rimma, Horii Toshihiro, Yasunaga Teruo, Barnwell John, Escalante Ananias, Carlton Jane*, Tanabe Kazuyuki*:  Plasmodium cynomolgi genome sequences provide insight into Plasmodium vivax and the monkey malaria clade.  Nature genetics  44 (9) :1051-1055 , 2012.8
総説及び解説
1. 遠藤弘良:  医療のグローバリゼーション─「医療ツーリズム」の視点から.  JIM  22 :10-12 , 2012
2. Mita Toshihiro*, Tanabe Kazuyuki:  Evolution of Plasmodium falciparum drug resistance: implications for the development and containment of artemisinin resistance.  Japanese journal of infectious diseases  65 (6) :465-475 , 2012
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■ 学会発表
1. 谷川智洋, 藤井仁人, 三浦雅史, 濱野真二郎, 凪幸世, NZOU SAMSON, MWAU MATILU, 金子聰: マルチプレックスアッセイ法を用いたマンソン住血吸虫由来組換え抗原の抗原性評価.  第54回日本熱帯医学会大会,  長崎,  2013/03
2. ◎Jorge Morales、Hashimoto Muneyuki, Takamiya Shinzaburo, Tsubouchi Akiko, Makiuchi Takashi, Mita Toshihiro, Nara Takeshi: Independence from glucose-based intermediary and energy metabolisms in Diplonema papillatum, a close relative o f trypanosomatids.  第82回日本寄生虫学会大会,  東京,  2013/03
3. ◎高宮信三郎、中村謙、福田孝一、美田敏宏: Spirometra erinaceieuropaeiミトコンドリア呼吸鎖の生化学的解析.  第82回日本寄生虫学会大会,  東京,  2013/03
4. ◎中野由美子、中曽根英子、美田敏宏: アーカイブ血液スメア標本による熱帯熱マラリア原虫sulfadoxine/pyrimethamine耐性遺伝子型の同定.  第82回日本寄生虫学会大会,  東京,  2013/03
5. ◎美田敏宏, 本間一, 村井謙治, 高橋延之, 塚原高広, 遠藤弘良, HombhanjeFrancis, 田邊和裄: 薬剤耐性マラリア原虫の急速な選択は原虫集団の遺伝的多様性を低下させうるのか-パプアニューギニアにおける検討.  第72回日本寄生虫学会東日本大会支部会 第10回分子寄生虫・マラリアフォーラム合同大会,  群馬,  2012/10
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  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者