<<< 前 2014年度 2015年度 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 次 >>>
 生理学(分子細胞生理学分野)
概要 Keywords 当該年度の研究費受入状況
学術雑誌 学会発表


教授:
   三谷 昌平
講師:
   榊 建二郎
   吉名 佐和子
助教:
   堀 沙耶香
   岩田 悟
   末廣 勇司
   出嶋 克史
   本橋 智子
■ 概要
教室の紹介
基礎医学の中で生理学は“からだのしくみ”(生体の機能)を対象とする必修の重要な学習領域です。また生理学的研究は生命現象のメカニズム(“生”きる“理”)の解明を目指しています。第二生理学教室は細胞・分子レベルでの生理を担当しています。現在急速に進みつつあるポストゲノム科学を念頭において、分子・細胞レベルでの遺伝子やタンパク質の機能を解析する研究を行っています。遺伝子改変技術やRNA干渉を用いた研究を通して、医学・生理学への貢献をしたいと考えています。
教室の特徴
研究分野としての基礎医学系は、臨床医学系と異なり、直接的にヒトを扱うのではなく、主に実験動物や細胞などを用いて実験的解析を行う。このようなアプローチは、個人情報や倫理的な問題を伴うことなく、多くのデータを取得することで、再現性のある現象を解析することができるからである。遺伝子改変などを行った個体や細胞での表現型を解析することで、分子と生命現象との間の因果関係を厳密に検証することが可能になる。
基礎医学の中の生理学は、生体の仕組みを理解することで、ヒトの疾患を理解する前提となる領域である。第二生理学教室では、分子・細胞レベルでの生理学を担当している。ヒトが健康に生きるためには、生体の恒常性の維持や環境変化の感知と適応などが重要である。ヒトゲノム解読によって、疾患責任遺伝子が次々と明らかになりつつあるが、これらが、生体内でどのような生理的機能を担っているのか、このような分子の異常がどのような経過を辿って疾患に結びつくかを理解することが医学として緊急に解くべき課題であると考えられる。
当教室では、このような従来の生理学や病態生理学的疑問に対して、分子生物学的、細胞生物学的、遺伝学的アプローチを総合して挑戦している。
ページの先頭へ
■ Keywords
線虫(C. elegans), 小胞輸送, メタロプロテアーゼ, RNAi, 小胞体ストレス応答, 神経軸索伸展, 遺伝子機能発現制御, 神経変性疾患, 細胞死, ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)
ページの先頭へ
■ 当該年度の研究費受入状況
1.  平成28年度科学研究費補助金(基盤研究(B))  (研究課題番号:16H05123)
 研究課題:RNA干渉伝播に必須な小胞輸送経路の役割の解析  (研究代表者:三谷 昌平)
 研究補助金:4,900,000円  (代表)
2.  平成28年度科学研究費補助金(若手研究(B))  (研究課題番号:16K18517)
 研究課題:機能性RNAが細胞間を伝搬する分子機構の解明  (研究代表者:出嶋 克史)
 研究補助金:2,100,000円  (代表)
3.  平成28年度科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)  (研究課題番号:16K15195)
 研究課題:微小重力ストレスにおけるオルガネラ機能障害の時空間的解析と宇宙環境利用への提言  (研究代表者:榊 建二郎)
 研究補助金:900,000円  (代表)
4.  ナショナルバイオリソースプロジェクト
 研究課題:線虫欠失変異体の収集・保存・提供  (研究代表者:三谷 昌平)
 研究補助金:92,990,000円  (代表)
5.  ナショナルバイオリソースプロジェクト 基盤技術整備プログラム
 研究課題:高性能な線虫バランサーの整備  (研究代表者:三谷 昌平)
 研究補助金:6,000,000円  (代表)
全件表示(6件)
ページの先頭へ
■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 1 1 0 1 6 6  0 0 0 0  0 1  2 1  0 0
ページの先頭へ
■ 学術雑誌
原著
1. Gengyo-Ando Keiko, Kage-Nakadai Eriko, Yoshina Sawako, Otori Muneyoshi, Kagawa-Nagamura Yuko, Nakai Junichi, Mitani Shohei:  Distinct roles of the two VPS33 proteins in the endolysosomal system in Caenorhabditis elegans.  Traffic (Copenhagen, Denmark)  17 (11) :1197-1213 , 2016.11   DOI:10.1111/tra.12430
2. Izumikawa Tomomi, Dejima Katsufumi, Watamoto Yukiko, Nomura Kazuko H, Kanaki Nanako, Rikitake Marika, Tou Mai, Murata Daisuke, Yanagita Eri, Kano Ai, Mitani Shohei, Nomura Kazuya, Kitagawa Hiroshi:  Chondroitin 4-O-Sulfotransferase Is Indispensable for Sulfation of Chondroitin and Plays an Important Role in Maintaining Normal Life Span and Oxidative Stress Responses in Nematodes.  The Journal of biological chemistry  291 (44) :23294-23304 , 2016.10   DOI:10.1074/jbc.M116.757328
3. Sayaka Higuchi, Sawako Yoshina and Shohei Mitani:  Inhibition of the integrin signal constitutes a mouse iPS cell niche.  Development, Growth & Differentiation  58 :586-599 , 2016.9   DOI:10.1111/dgd.12302
4. Kage-Nakadai Eriko, Ohta Akane, Ujisawa Tomoyo, Sun Simo, Nishikawa Yoshikazu, Kuhara Atsushi, Mitani Shohei:  Caenorhabditis elegans homologue of Prox1/Prospero is expressed in the glia and is required for sensory behavior and cold tolerance.  Genes to cells : devoted to molecular & cellular mechanisms  21 (9) :936-948 , 2016.9   DOI:10.1111/gtc.12394
5. Iwata, S., Yoshina, S., Hori, S., Suehiro, Y., Mitani, S:  Engineering new balancer chromosomes in C. elegans via CRISPR/Cas9.  Scientific Reports  6 :33840 , 2016.9   DOI:10.1038/srep33840
全件表示(12件)
総説及び解説
1. 三谷 昌平:  線虫を用いた神経変性疾患研究.  生体の科学  67 (4) :357-362 , 2016.7
ページの先頭へ
■ 学会発表
1. Sayaka Hori, Shigegazu Oda, Yuji Suehiro, Yuichi Iino, Shohei Mitani: Transcription factor lin-32 is essential for synaptogenesis of AIB interneuron, sustained muscle contraction and aversive switch in response to the stimulus strength.  CeNeuro2016,  Nagoya, Japan,  2016/07
2. SUEHIRO Yuji, MITANI Shohei: Analysis of MGL-1 function involved in the choice of behaviors using Caenorhabditis elegans.  Neuronal Development, Synaptic Function & Behavior C. elegans Topic Meeting 2016,  Nagoya, JAPAN,  2016/06
3. Iwata, S., Dejima, K., Hori, S., Yoshina, S., Suehiro, Y., Mitani, S: Genetic engineering of chromosomal balancer toolkit for gene-clusters mediated by CRISPR/Cas9 in Caenorhabditis elegans.  7th Asia-Pacific C. elegans meeting,  Beijing, China,  2016/06
4. 吉名佐和子, 三谷昌平: Analysis of ADAMTS9/GON-1 function in 3T3-L1 adipocytes.  第94回日本生理学大会,  浜松,  2017/03
ページの先頭へ
  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者