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 足立医療センター 乳腺診療部
概要 Keywords 当該年度の研究費受入状況
教授・准教授・講師・助手の学会・研究会の役員 学術雑誌 学会発表


■ 概要
特徴
乳腺専門医が乳腺疾患の診断、治療を担当しています。乳腺外来は、関連の日暮里クリニックと併せると毎日行っています。手術件数はここ数年100例を超えております。乳腺エコー、マンモグラフィ件数も年々増加していますが、ベットサイドで乳腺エコーを用いることで、穿刺吸引細胞診や針生検を行い、迅速で正確な診断に努めています。また、乳癌の広がり・転移の診断は、MD-CTやMRIなどの最新機器を駆使して行っています。病院病理科、放射線科、検査科と定期的に検討会を行って診療レベルの向上に努めています。治療については、約7割が乳房温存手術で、センチネルリンパ節生検による腋窩リンパ節郭清の省略や放射線照射が省略可能な症例の選択など、治療の個別化をはかっています。また、術前化学療法や術後補助療法なども最新データをもとに行っています。
詳しくはこちらのホームページをご覧下さい。東京女子医科大学東医療センター乳腺診療部
術前化学療法
術前化学療法を積極的に取り入れ、高い効果が得られています。特にHER2陽性乳がん(HER2:ハーツーというタンパクががん細胞表面にたくさんついている乳がん)では完全消失する確率が60%と非常に高い効果が得られています。
乳房再建術
②乳房再建術
当院形成外科と共同で一期的、二期的再建にも積極的に取り組んでおります。がんの範囲が広く乳房温存が不可能で、術前化学療法の効きにくい方がよい適応となります。
センチネルリンパ節生検
センチネルリンパ節というのは,乳がんからのリンパ流が最初に行き着くリンパ節です。乳がんの手術の際、このリンパ節を調べて、がんの転移がなかったら他のリンパ節にも転移がないだろうと考えられています。センチネルリンパ節生検により、腋窩郭清による後遺症がほとんどなくなるというメリットがあります。また、腋窩にドレーン(リンパ液を排出するためのチューブ)を入れなくてよいため入院期間が短くて済みます。
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■ Keywords
乳癌, 線維腺腫, 乳腺症, 乳腺炎, 術前化学療法, 乳房再建術, センチネルリンパ節生検
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■ 当該年度の研究費受入状況
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■ 教授・准教授・講師・助教の学会・研究会の役員
1.  清水忠夫 :日本乳癌学会資格認定委員, 乳癌懇話会世話人
2.  平野明 :日本乳癌学会定款委員
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■ 当該年度研究業績数一覧表
学術雑誌 著書 学会発表 その他
発表
和文英文 和文英文 国内国際
筆 頭Corresponding
Author
共 著筆 頭Corresponding
Author
共 著 筆 頭共 著筆 頭共 著 演 者共 演演 者共 演 演 者共 演
 0 0 4 0 0 3  0 0 0 0  0 14  0 2  0 9
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■ 学術雑誌
原著
1. Shimizu Tadao, Hirano Akira, Kamimura Mari, Ogura Kaoru, Kim Naomi, Watanabe Osamu, Kinoshita Jun, Kimura Kiyomi, Ogawa Kenji*, Fujibayashi Mariko:  A phase II study of Epirubicin and Cyclophosphamide followed by weekly Paclitaxel with or without Trastuzumab as primary systemic therapy in locally advanced brest cancer.  Anticancer Research  30 (11) :4665-4672 , 2010.11
症例報告
1. 瀬戸口優美香, 平野明*, 清水忠夫, 上村万里, 小倉薫, 金直美, 大久保文恵, 井上寛章, 木下淳, 小川健治:  血液透析中に乳癌術後化学療法(EC療法)を施行した1例.  日本外科系連合学会誌  36 (1) :14-17 , 2011.2
2. 宮本礼子, 清水忠夫*, 平野明, 上村万里, 小倉薫, 金直美, 瀬戸口優美香, 金達浩, 塩澤俊一:  閉鎖性黄疸をきたした乳癌肝転移・肝門部リンパ節転移の1例.  日本外科系連合学会誌  35 (6) :879-882 , 2010.10
3. Osako Tomo, Horii Rie, Matsuura Masaaki, Ogiya Akiko, Domoto Kaoru, Miyagi Yumi, Takahashi Shunji, Ito Yoshinori, Iwase Takuji, Akiyama Futoshi:  High-grade breast cancers include both highly sensitive and highly resistant subsets to cytotoxic chemotherapy.  Journal of cancer research and clinical oncology  136 (9) :1431-1438 , 2010.9   DOI:10.1007/s00432-010-0798-7
4. 地曳典恵*, 清水忠夫, 中野雅行:  術後26年目に脊椎転移をきたした乳癌晩期再発の1例.  日本外科系連合学会誌  35 (4) :544-549 , 2010.8
5. 井上寛章*, 平野明, 清水忠夫, 上村万里, 小倉薫, 金直美, 瀬戸口優美香, 大久保文恵, 小川健治, 藤林真理子:  急速増大した乳腺悪性葉状腫瘍の1例.  日本外科系連合学会誌  35 (4) :550-554 , 2010.8
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■ 学会発表
1. ◎Hirano Akira, Shimizu Tadao, Kamimura Mari, Domoto Kaoru, Kim Naomi, Setoguchi Yumika, Okubo Fumie, Kinoshita Jun, Kimura Kiyomi, Ogawa Kenji, Fujibayashi Mariko: EC followed by weekly paclitaxel with/without trastuzumab as neoadjuvant chemotherapy in locally advanced breast cancer.  The 9th international conference of Asian clinical oncology society,  Gifu,  2010/08
2. ◎Hirano Akira, Shimizu Tadao, Kamimura Mari, Watanabe Osamu, Kinoshita Jun, Kimura Kiyomi, Domoto Kaoru, Kim Naomi, Okubo Fumie, Ogawa Kenji: The effect of exemestane on bone mineral density during the first 3 years of adjuvant treatment of postmenopausal women with early breast cancer.  2010 ASCO annual meeting,  Chicago,USA,  2010/06
3. ◎田川寛子, 清水忠夫, 平野明, 上村万里, 小倉薫, 金直美, 瀬戸口優美香, 大久保文恵, 井上寛章, 小川健治, 木下淳, 藤林真理子: 乳腺腺様嚢胞癌の1例.  第7回日本乳癌学会関東地方会,  さいたま,  2010/12
4. ◎井上寛章, 吉松和彦, 横溝肇, 大谷泰介, 松本敦夫, 小倉薫, 平野明, 清水忠夫, 小川健治: 乳腺転移をきたしたS状結腸早期癌の1例.  第72回日本臨床外科学会総会,  横浜,  2010/11
5. ◎小倉薫, 清水忠夫, 平野明, 上村万里, 金直美, 瀬戸口優美香, 木下淳, 木村聖美, 大久保文恵, 小川健治, 藤林真理子: HER2陽性進行再発乳癌に対するTrastuzumab,S-1併用療法の治療成績.  第48回日本癌治療学会学術集会,  京都,  2010/10
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  :Corresponding Author
 :筆頭者
◎:発表者