ナカニシ トシオ   NAKANISHI Toshio
  中西 敏雄
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   特任教授
言語種別 日本語
発表タイトル 膜電位依存性カリウムチャネル1.5の遺伝子多型における機能変化の検討
会議名 第47回日本小児循環器学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎Hayamaemiko, KatsubeYasuhiro, NakanishiToshio
発表年月日 2011/07/07
開催地
(都市, 国名)
福岡
学会抄録 日本小児循環器学会雑誌 27(Suppl),296 2011
概要 [背景] 膜電位依存性カリウムチャネル1.5(Kv1.5)は、心臓、血管平滑筋に多く発現し、その興奮性を担う重要なカリウムチャネルである。心室より心房に多く発現し、Kv1.5の機能喪失変異(E375X)は心房細動のリスクファクターの一つと報告されている。 [目的] Kv1.5遺伝子の一遺伝子多型について発現や機能について検討すること。[方法] National Center for Biotechnology Information にリストアップされているKv1.5の変異のうち、22のミスセンス変異 (G31V, E33V, P73S, R87Q, P91L, V115A, L138Q, G182R, L185M, E211D, R214G, P228S, S248P, A251T, A251G, P307S, P310L, V341E, P532L, R554Q, G568V, R578K) およびナンセンス変異(E375X)を部位特異的変異導入法により作製した。HEK-293細胞を用いてこれらの変異Kv1.5を発現させ、ウエスタンブロット法によりKv1.5蛋白質の発現を確認し、アクセサリーチャネルのKvb1.2との相互作用を検討した。Kvb1.2と相互作用を失った変異についてはパッチクランプ法によりチャネル機能の変化を調べ、さらに発現細胞を免疫染色法により比較した。[結果]野生型を含めてすべてのミスセンス変異Kv1.5はHEK293細胞で発現し、同等の分子量をウエスタンブロット上に示した。ミスセンス変異のL138Qとナンセンス変異E375Xは、Kvb1.2との相互作用を失っており、Kv電流も検出できなかった。しかし、HEK細胞に発現させたKv1.5 L138Qは野生型と同等に発現し、細胞膜にも分布していた。[結論]Kv1.5の機能喪失変異と心房細動の発症に関連があることから、L138Q変異もその危険因子の一つである可能性がある。