イワドウ カズヒロ   IWADOH Kazuhiro
  岩藤 和広
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 免疫抑制療法下での発癌について
会議名 第111回日本外科学会定期学術集会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎岩藤 和広, 甲斐 耕太郎, 石井 保夫, 三宮 彰仁, 村上 徹, 小山 一郎, 中島 一朗, 服部 元史, 田邊 一成, 渕之上 昌平
発表年月日 2011/05/26
開催地
(都市, 国名)
東京
学会抄録 日本外科学会雑誌 112(337),2011 
概要 【目的】今回我々は当院における腎移植後の発癌の現状を分析した。【方法】1971年〜1995年に腎移植を受けた1128名の術後の発癌を調査した。【結果】1128例中74例(6.56%)で発癌が見られた。最多発癌部位は大腸と自己腎(RCC)で14例(18.9%)ずつ。次に胃癌7例(9.5%)、ついで肝癌(HCC)、子宮癌、皮膚癌が5例(6.8%)ずつだった。発癌時の年齢は50.6±10.9歳(中央値50.1歳)、発癌時の移植後経過年数は13.8±6.7年(中央値14.9年)。移植後累積発癌率は、1年0.34%、5年1.12%、10年2.04%、20年12.6%。多変量解析でレシピエントの移植時の年齢、移植回数、ABO不適合移植が危険因子だった(p < 0.05)。発癌後生存率は、1年89.6%、3年83.0%、5年78.7%だった。【考察】発癌部位は、自己腎のRCCが多く、胃癌や大腸癌などの消化器系の癌も多かった。発癌のピークは50歳前後で移植後15年頃。発癌のリスクは加齢の影響と免疫抑制への暴露だった。良好な生存率は、外来での定期検査が考えられ、早期発見が重要と考えられた。