フジサワ マキコ
  藤澤 満貴子
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル 胃癌同時性肝転移の検討
会議名 第85回日本胃癌学会総会
学会区分 国内学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎天野久仁彦, 瀬下明良, 三宅邦智, 春日満貴子, 松尾夏来, 金島研大, 齋藤元伸, 亀岡信悟
発表年月日 2013/03/01
開催地(都市, 国名) 大阪市
概要 【目的】胃癌同時性肝転移症例につきretrospectiveに検討し、治療成績から最善の治療について考察する。
【対象】当科において1980年から2010年の間に治療した初発胃癌1995例のうち、同時性肝転移の92例。
【結果】同時性肝転移全体の1年生存率は28.3%、MST169日であった。69例において原発巣に対し切除が行われ、1年生存率は33%、50%生存期間は237日であり、非切除例の23例においては1年生存を認めず、50%生存期間は84日であり有意に予後が不良であった(P=0.00)。肝転移巣切除群の11例及び非切除群の81例においては1年生存率はそれぞれ43.6%及び25.6%であり、MSTはそれぞれ351日及び156.5日であったが、有意差を認めなかった(P=0.16)。 腹膜播種や遠隔転移などの肝外転移を有する症例は49例認め、それらを認めない症例は43例であった。それぞれ1年生存率は19.1%と40.1%であり生存率は有意に肝外転移なし群で良好であった、(P=0.0083)。化学療法施行群64例については1年生存率は31.9%であり、非施行例の28例19.9%に比べ良好であったが、今回の検討では明らかな有意差を認めなかった(P=0.29)。
【考察・結論】胃癌同時性肝転移の予後は不良であり、肝外転移巣を有する症例は更に不良であった。予後改善のために肝外転移巣の制御が必要と考えられた。肝外転移巣を有しない病変については比較的予後は良好であり、積極的な治療の適応となる可能性が示唆された。