イシカワ ゲン   ISHIKAWA Gen
  石川 源
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   講師
言語種別 日本語
発表タイトル 当院における絨毛採取症例36例の検討
会議名 第74回 日本産科婦人科学会学術講演会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者石川 源, 齋藤 彩, 室月 淳
発表年月日 2022/08/06
国名 日本
開催地
(都市, 国名)
福岡
開催期間 2022/08/05~2022/08/07
学会抄録 日本産科婦人科学会雑誌 74(臨増),S-368 2022
概要 【目的】当院における絨毛穿刺(CVS)症例を後方視的に検討すること.【方法】当院の診療記録からCVS症例を抽出し,その適応,採取方法(経腹か経腟か),転帰等について検討した.【成績】2010年1月から2021年10月までにのべ36例で施行されていた.母体年齢(中央値)は34歳(25~40),妊娠週数は(中央値)11週5日(9-6~18-3).のべ36例中8人(計16例)が検討期間内に2回CVS施行されていた.適応は神経筋疾患16例,先天代謝異常症7例,染色体疾患6例,中枢神経疾患3例,骨系統疾患2例,先天奇形1例で,採取方法は経腹が22例,経腟が14例だった.検体収量が得られないなどの失敗例は3症例認められ,1例は経腹から経腟法に変更し採取成功.他の2例は同一クライエントで経腹・経腟いずれも検体が得られず,羊水検査によって検査完遂した.全36例中CVSが原因でIUFDや流産に至った症例は無かった.2010年から2016年までの18例(前半)と2017年から2021年までの18例(後半)で比較すると,適応としては前半では神経筋疾患が11例(61%)を占め,後半では5例(27%)だった.また,前半では経腹法が16例(89%)で,後半では6例(33%)と最近では経腟法を選択することが多くなっていた.【結論】当院における2010年から現在までのCVS症例36例を後方視的に検討した.開始当初は経腹法が大部分だったが,経腟法の割合が増える傾向が認められた.CVSにより診断が得られない失敗例は3例あり,流産やIUFDに至った症例は無かった.前児既往疾患による保因者診断例が複数人で認められ,最近では神経筋疾患を適応とする症例が減少していた.最近では多彩な適応から遺伝子検査を要する例が増しており,今後CVSのニーズが増すことが示唆された.