キタハラ シュウジ   KITAHARA Shuji
  北原 秀治
   所属   医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください)
   職種   特任准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 形態学から社会実装へ:腫瘍微小環境を標的とした次世代統合治療の開発
会議名 第131回日本解剖学会総会・全国学術集会 リンパ・免疫系懇話会
発表形式 口頭
講演区分 特別講演・招待講演など
発表者・共同発表者◎北原秀治
発表年月日 2026/03/23
開催地
(都市, 国名)
東京都
開催期間 2026/03/23~2026/03/23
概要 2026年3月23日(月)16:00 − 17:00 東京都
座長:下田 浩(弘前大学) 徳田 信子(獨協医科大学)
がん治療の抵抗性は、低酸素、線維化、免疫抑制、代謝競合が複雑に絡み合う腫瘍微小環境(Tumor Microenvironment: TME)によって強く規定される。TMEは、異常血管網と線維化した細胞外マトリックス(ECM)が作る高抵抗な間質として観察され、治療抵抗性と免疫回避を固定化する。本発表では、TMEの構造的・機能的解析から得られた基礎知見を起点に、創薬・医療機器・新規療法を融合した統合戦略を提示する。具体的には、(1)血管・免疫制御分子を標的とした創薬探索、(2)HIFUによる物理的介入を用いた間質改変と治療反応性の改善、(3)生体適合性ハイドロゲル微粒子で酸素・栄養供給を物理的に遮断する「標的飢餓療法」の可能性を紹介する。さらに、(4)患者団体との共創(Patient and Public Involvement: PPI)を通じて倫理的・社会的視点を組み込み、評価指標や実装上の障壁整理など研究開発で得られた知見を、社会実装とがん医療政策へつなぐ枠組みを提案する。