コバヤシ シズカ   KOBAYASHI Shizuka
  小林 静佳
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル MPO-ANCA陽性のIgA腎症へ治療介入後に腎炎が再燃しANCA関連血管炎と診断した一例
会議名 第55回日本腎臓学会東部学術大会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎野村 華那, 小林 静佳, 眞部 俊, 中居 杏奈, 潮 雄介, 井藤 奈央子, 種田 積子, 本田 一穂, 星野 純一
発表年月日 2025/09/27
国名 日本
開催地
(都市, 国名)
横浜
開催期間 2025/09/27~2025/09/28
学会抄録 日本腎臓学会誌 67(6-E),811 2025
概要 (症例) 45歳女性 (既往歴) 強皮症, バセドウ病 (現病歴) X-10年に血尿, 蛋白尿, Cr 0.86 mg/dL, MPO-ANCA陽性に腎生検(糸球体17個中, 完全硬化0個, 半月体1個)を施行し, IgA腎症と診断した。メルカゾール内服中でMPO-ANCAは薬剤性を疑った。PSL 30mgを開始しMPO-ANCAは消失したが, 尿所見異常は継続, X-9年にCr 1.43 mg/dLとなった為, 扁桃腺摘出, ステロイドパルス療法を施行した。尿所見は陰性化しCr 1 mg/dL程度まで改善した。少量のPSLを継続していた。X-7年頃からMPO-ANCAは陽転し, 140 U/mLと高値となるも尿所見, 腎機能は安定して経過していた。X-1年より血尿, 蛋白尿が再燃, X年5月にはCr 1.72 mg/dL, MPO-ANCA 25 U/Lであり再生検した。糸球体102個中, 完全硬化65個, 半月体13個, IgA沈着は認めず, ANCA関連血管炎による腎炎と診断した。Cr 2.26 mg/dLまで悪化したが, ステロイドパルス療法, リツキシマブ, アバコパンにより尿所見は消失し, Cr 1.8 mg/dLまで改善を認めた。(考察) 長期に明らかな臨床症状を伴わないMPO-ANCA陽性の経過中に急速進行性糸球体腎炎を発症した症例を経験した。MPO-ANCAのエピトープなど質の変化など文献的考察を含めて報告する。