カタオカ ヒロシ   KATAOKA Hiroshi
  片岡 浩史
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   講師
言語種別 日本語
発表タイトル 血尿・糸球体腎炎を認めず,腎機能障害を契機に診断されたANCA関連血管炎(AVV)の2例
会議名 第55回日本腎臓学会東部学術大会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎清水 佑香, 眞部 俊, 関 桃子, 潮 雄介, 片岡 浩史, 井藤 奈央子, 種田 積子, 星野 純一
発表年月日 2025/09/27
国名 日本
開催地
(都市, 国名)
横浜
開催期間 2025/09/27~2025/09/28
学会抄録 日本腎臓学会誌 67(6-E),786 2025
概要 〔症例1〕75歳男性〔既往歴〕糖尿病、高血圧、脂質異常症、慢性心不全〔現病歴〕X-5月の前医定期外来でCr 0.91 mg/dLであった。X-6月に炎症反応上昇、多関節炎があり当院紹介、Cr 2.51 mg/dL、CRP1.74 mg/dL、MPO-ANCA 陽性、胸部レントゲンで多発する結節影を認めた。尿検査では尿中赤血球 1-4/HF、尿蛋白 0.71 g/gCrであった。腎生検では係蹄壊死、半月体、増殖性変化を認めず、細動脈から小葉間動脈に壊死性血管炎を認めた。AAVの診断で、mPSL 1g3日間およびPSL 50 mg/日で治療を行い、Cr 1.65 mg/dLと改善を認めた。〔症例2〕82歳女性〔既往歴〕子宮体癌〔現病歴〕X-2月にふらつきで前医を受診し、Cr 6.13 mg/dLであった。当院搬送となりCRP 11.6 mg/dL、MPO-ANCA 陽性、尿検査では尿中赤血球 1-4/HF、尿蛋白 1.12 g/gCrであった。腎生検では微小糸球体変化で、小葉間動脈に血管炎を認めた。AAVの診断で、PSL 40mg/日で治療を行い、Cr 3.58 mg/dLと改善傾向を認めた。〔考察〕今回我々は、血尿、糸球体腎炎を伴わず腎臓内の壊死性動脈炎により腎機能障害をきたした2症例を経験した。血尿をともなわず、糸球体腎炎を疑いづらい状況においても、AAVによる”腎炎”が鑑別となることが示唆された。