マサムネ ケン
MASAMUNE Ken
正宗 賢 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | モバイルスマート治療室と 5G を利用した遠隔医療支援の実装とその効果に関する研究 |
会議名 | 第30回 日本災害医学会総会・学術集会記念大会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎小野寺美琴, 北原秀治, 吉光喜太郎, 武田宗和, 正宗賢 |
発表年月日 | 2025/03/07 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋 |
開催期間 | 2025/03/06~2025/03/08 |
学会抄録 | Japanese Journal of Disaster Medicine 第29巻 Supplement,428 2025 第 30 回日本災害医学会総会・学術集会 記念大会 プログラム・抄録集 |
概要 | 災害時に病院機能が低下した地域や医療資源が不足している状況では、遠隔治療支援が不可欠である。東京女子医科大学と NTT ドコモは、移動型治療ユニット「モバイル SCOT(Smart Cyber Operation Theater)」を用いた遠隔治療支援システムを開発した。このシステムは 5G(第5世代移動通信システム)技術を基盤にしており、複数の模擬実証研究を通じてその有効性の確認を進めている。特に骨折患者や腹腔内臓器損傷を想定した遠隔治療支援の実証実験においては、模擬の 5G ネットワークとマルチアクセス型クラウドシステムを利用し手術映像や生体データなどの医療情報を遠隔地の医師と共有し、迅速な意思決定を支援する体制を構築した。実証実験の結果、医療チームの連携を実現し、専門的な遠隔診療・治療支援を提供できた。このシステムは、通信断を防ぎ、リアルタイム性を確保し、医療情報の欠落を防ぐという三つの課題を解決し、平時及び災害時における迅速な医療対応の可能性を示唆した。モバイル SCOT の利点を活かし被災地における医療支援体制をソフト・ハード両面から支援できれば、診療機能が低下した地域における被災者の良好な転帰と予後に寄与することが期待できる。
一般演題 口演 27 新しい取り組み 14:20 ~ 15:10 O27-4 座長 奥山 学(秋田大学医学部附属病院 高度救命救急センター) 鈴木 健介(日本体育大学大学院 救急災害医療学専攻) |