トガシ チカ   TOGASHI Chika
  富樫 悠
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル 過去6年間に当科で行った中年期以降の顎変形症患者の臨床的検討
会議名 日本顎変形症学会総会・学術大会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者富樫悠, 菅野勇樹, 前田祐佳, 湯浅智乃, 古賀陽子
発表年月日 2024/06/27
国名 日本
開催地
(都市, 国名)
東京ビッグサイト
開催期間 2024/06/27~2024/06/28
概要 【緒言】日本は2010年に65歳以上の人口が全体の23%となり,超高齢者社会に突入した.さらに2025年には4人に1人が高齢者になると予想されており,医療の分野でも大きな影響を受けている.当科へ受診する顎変形症患者の年齢層も多岐にわたっており,一般的な患者層である10代から30代以降の患者も増加し,70代の患者も経験した.今回われわれは40代以降に手術を行った患者について後ろ向きに臨床的検討を行ったので報告する.【対象・方法】対象は,2018年1月から2024年1月までの6年間に当科にて顎変形症手術を行った101症例のうち手術時の年齢が40歳以上であった9症例とした.診療録を参考として年齢,男女比,診断名,術式,手術時の出血量,手術時間,神経麻痺について臨床的検討を行った.【結果】手術時の年齢が40歳以上の患者は全体の8.9%であり,そのうち40代が6名,50台が2名,70代が1名であった.男女比は30代以下が1:2.7であるのに対して1:8と女性が多かった.診断名は上顎前突が3例,下顎前突が4例,下顎後退が2例,開咬が3例,非対称が2例であった.術式はLe fort I型骨切り術と下顎枝矢状分割術の併用が4例,下顎枝矢状分割術が4例,上顎前方骨切り術と下顎枝矢状分割術の併用が1例であった.Le fort I型骨切り術と下顎枝矢状分割術の併用手術で比較した場合,出血量は30代以下が平均294.1mLであるのに対し354.0mlであり,手術時間は6時間33分に対し,7時間2分であった.下顎枝矢状分割術では,出血量は30代以下が平均92.3mLであるのに対し95.8mlであり,手術時間は3時間16分に対し,3時間14分であった.術後6ヶ月以降に神経麻痺が残存した患者はいなかった.【結語】本検討項目では30代と比較して大きな差は認めなかったが、今後も中年期以降の患者数の増加が予測されるため、安全な手術提供と周術期管理が必要である。