マスダ ガク   MASUDA Gaku
  益田 岳
   所属   医学部 医学科
   職種   助教
言語種別 日本語
発表タイトル 東部インドネシア離島における眼科医療の質改善のためのD2D遠隔医療の導入
会議名 グローバルヘルス合同大会
学会区分 国際学会及び海外の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者@山本颯太朗, 益田岳, 北直史, Abrar Ismail, 藤田大, 渡辺学
発表年月日 2024/11/16
開催地
(都市, 国名)
Japan
概要 インドネシアの眼科遠隔医療システム導入に関する研究について、以下の結果が得られた:

背景:


インドネシアの白内障患者は20万人以上で、失明の主因
眼科医不足と地理的アクセス困難が課題
遠隔医療により不必要な紹介を16-48%削減可能


実施内容:


スラウェシ島内外の離島・地方部で実施
モバイル型スリットランプを県病院2カ所とPKM4カ所に導入
大学病院専門医・研修医による二段階の遠隔診断を実施


結果:


PKMでの機器使用率27%上昇、紹介率23%減少
県病院から第三次医療機関への不必要な紹介率が11%から2.8%に減少
ただし、分類上の「紹介」5件に対し実際の紹介は185件


課題:


PKMの治療能力と患者期待の差
公的保険制度による紹介状取得目的の来院増加
保健医療体制の更なる整備が必要