| キタハラ シュウジ
            KITAHARA Shuji 北原 秀治 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任准教授 | |
| 言語種別 | 日本語 | 
| 発表タイトル | 移動型治療ユニットと 5G を利用した遠隔医療支援の実装とその効果に関する研究 | 
| 会議名 | 第69回日本口腔外科学会総会・学術大会 | 
| 学会区分 | 全国規模の学会 | 
| 発表形式 | 口頭 | 
| 講演区分 | 一般 | 
| 発表者・共同発表者 | ◎青嶋知紗, 北原秀治, 貝淵信之, 岡本俊宏 | 
| 発表年月日 | 2024/11/22 | 
| 開催地 (都市, 国名) | 横浜市 | 
| 開催期間 | 2024/11/22~2024/11/24 | 
| 学会抄録 | 日本口腔外科学会雑誌 (70),73 2024 | 
| 概要 | WEB抄録(会員限定) 【緒言】平時および災害時に専門的な遠隔診療と治療支援を行うためには,病院と同様の環境を再現する必要がある.東京女子医科大学は,NTT ドコモと共同で開発した移動型治療ユニット(モバイル SCOT)を利用し,5G 技術を活用して遠隔地にいる熟練医が手術状況をリアルタイムで把握し,遠隔から医療支援を行うシステムの構築を進めている.これまでに複数の臨床分野で先行する模擬実証研究を行い,その有効性を確認してきた. 【概要】今回,災害時を想定した下顎骨骨折患者に対する遠隔治療支援の実証実験を行い,マルチアクセス型クラウドシステムを通じて手術映像や患者のバイタルデータなどの複数の医療情報を遠隔地の医師と共有し,迅速な意思決定を支援する体制を構築した.実際に遠隔模擬手術を行った結果,高臨場感のある環境下で,医療チームが同じ場所にいるかのような連携を実現し,専門的な遠隔診療・治療支援を提供することができた.このシステムは,「予期せぬ通信断を防ぐ」,「リアルタイム性を確保する」,「医療情報の欠落を防ぐ」という 3 つの課題を解決し,平時および災害時における迅速な医療対応の可能性を大いに示唆するものであった.今後も継続的な実証実験と技術の進化を進めていくことの重要性が確認できた実験であった. 【結語】実際にモバイル SCOT を利用した口腔外科分野での模擬実証実験を行い,専門的な遠隔医療対応の可能性が高いことを確認できたので報告した. |