マルヤマ タカシ   MARUYAMA Takashi
  丸山 隆志
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   非常勤講師
言語種別 日本語
発表タイトル 神経膠腫の術前代謝画像と術中MRI統合ナビゲーションの有用性―78例の術前PET画像を例に
会議名 第33回日本コンピュータ外科学会大会
主催者 一般社団法人日本コンピュータ外科学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎田村学, 都築俊介, 郡山峻一, 桑野淳, 呂聞東, 新田雅之, 丸山隆志, 川俣貴一, 正宗賢, 村垣善浩
発表年月日 2024/11/10
開催地
(都市, 国名)
東京都
開催期間 2024/11/08~2024/11/10
学会抄録 日本コンピュータ外科学会誌 26(2),196 2024
概要 11月10日(日) 第3会場 共用講義室2 一般演題⑮/XR・ナビゲーション2   8 :30~9:30  24(15)‒ 4
座長:三澤一成(愛知県がんセンター),小野木真哉(東京科学大学)
要約:神経膠腫摘出手術では,ナビゲーションシステムに術中の磁気共鳴画像(MRI)を全例で統合することで神経機能の可及的温存と最大限の腫瘍摘出を両立させ,再発予防と予後向上を目指している(文献1).今回,術前PET代謝画像と術中MRIを統合し,併用した78例の後方視評価を行い,現状と有用性について報告する.術前PET 78症例(核種はMethionine 77,FDG 1)の局在(前頭葉43,側頭葉17,頭頂葉12,後頭葉2,島回3,視床1例 ), 左 42(右34,両側2), 男 45(女33), 平 均 45.1歳であり,全麻60例(覚醒下18)であった.Methionine‒PET 統合例の術前T/N比は3.8,病理結果(74例中Grade 3‒4が20‒44例)の特徴より,悪性度がより高く再発しやすい部位の確実かつ優先的摘出に有効活用された.また,再発症例(55/78)は脳構造が変化し肉眼的腫瘍部位同定が困難であり,課題解決の参考となった.位置精度の高い術中MRI画像と術前代謝画像を重畳する手法は,代謝情報を術中予測する最も実践的なナビゲーション活用法である.
キーワード:術中MRI,ナビゲーション,代謝画像