タムラ マナブ   Tamura Manabu
  田村 学
   所属   研究施設 研究施設
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 覚醒下脳腫瘍摘出術における過去症例情報が統合された標準脳モデルを用いた脳機能位置推定手法
会議名 第32回日本コンピュータ外科学会大会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎佐藤生馬, 田村学, 吉光喜太郎, 村垣善浩, 正宗賢
発表年月日 2023/12/03
開催地
(都市, 国名)
鹿児島市
開催期間 2023/12/01~2023/12/03
学会抄録 日本コンピュータ外科学会誌 25(3),** 2023
概要 一般演題17/医療情報・処理・分析・予測 10:00~10:50 座長:正宗 賢(東京女子医科大学先端生命医科学研究所),富川盛雅(とみかわ医院胃腸内科) 23(17)‒ 4
脳腫瘍摘出術では,最大限の腫瘍摘出率と最小限の術後合併症の両立が求められるため,術者に経験と知識による高度な判断が要求される.特に,覚醒下手術では高次脳機能位置を術中に把握し,これらを考慮した腫瘍摘出が要求される.本研究では,執刀医の術中脳機能マッピングや腫瘍摘出支援を目的とし,類似過去症例の腫瘍周辺における脳機能位置を手術対象の患者に投影することによる推定脳機能位置提示方法を提案する.本提案方法は,過去症例の各患者の脳機能位置と腫瘍位置が統合された標準脳モデルから類似症例の検索し,検索結果である過去の類似症例の脳機能位置を手術対象の患者に投影し推定脳機能位置を提示する.類似症例の検索では,対象の患者の術前もしくは術中MRIを過去症例データが統合された標準脳モデルに非剛体レジストレーションを用いて統合し,腫瘍の大きさと重なりの割合から類似症例を検索して抽出する.そして,検索結果である過去症例を対象の患者の術前・術中MRIに非剛体レジストレーションを用いて投影する.これにより,標準脳モデルに統合された脳機能位置を手術対象の術前や術中MRI上に投影されるため脳機能位置を推定可能となる.
キーワード:脳腫瘍, 非剛体レジストレーション, 意思決定支援