マサムネ ケン
Masamune Ken
正宗 賢 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 外科手術のパフォーマンスを定量化するスタッフ動線解析システムの構築 |
会議名 | 第23回日本術中画像情報学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
発表者・共同発表者 | ◎吉光喜太郎, 石川達也, 山口 智子, 齋藤太一, 山田 和彦, 村垣 善浩, 正宗賢 |
発表年月日 | 2023/06/24 |
開催地 (都市, 国名) |
福島 |
開催期間 | 2023/06/24~2023/06/24 |
学会抄録 | 第23回日本術中画像情報学会 抄録集 22 |
概要 | 13:05 ~ 14:44特別シンポジウム2「手術の質の保証」② 特SY2-04
座長:菊田 健一郎(福井大学 脳神経外科) 金森 政之(東北大学 脳神経外科) 手術室業務は特異的な知識と専門性が必要であり、近年は外科医や手術室看護師の人財不足が課題である。これに伴う医療従事者の技量やパフォーマンス低下が懸念されている。本研究ではカラオケ採点システムのように臨床チームのパフォーマンスを手術が終わるとその場で即時的にスコア化し、技術や業務効率が向上されるように示す手法を確立する。 都度改善すべきポイント、伸ばすべきポイントを繰り返しフィードバックすることで、効率的に能力向上を支援する「スパイラル成長支援」を開発・実装する。 本提案では人と人とを比較して優劣をつけるのではなく、スタッフ個々、およびチーム単位のパフォーマンスを症例毎に比較し、個々の特性に見合ったラーニングカーブの最適化を実現する。一般的に手術室業務は経験と数をこなすことで熟練化すると言われるが、本研究によって無駄なく効率的に熟達するための能力向上支援の実現を目指す。 上記目標を実現するために、各スタッフパフォーマンス、つまりスタッフ動線、タスク内容を同定できるシステムを東京女子医科大学スマート治療室に構築した。本システムは顔認証システムとスタッフ動線を捕捉するセンサ(3DLiDAR: 日立LG 社製HLS-LFOM5)を用い、いつ、だれが、なにをしていることが分かるシステムである。3D LiDARは手術室フロア、アンギオシステム操作室、手術室内に計20 個天井面に設置した。これにより手術室フロアのどこに人がいるかがわかる。解析システムではエリア定義もできるため、エリアとタスクの紐づけから何をしているかが分析できる。個人識別には顔認証システムを連携させ統合することでいつ、だれが、なにをしているかをデータ集約できるシステムとした。本発表では計測結果の一例と、取得したデータの活用事例について供覧する。 |