タムラ マナブ   Tamura Manabu
  田村 学
   所属   研究施設 研究施設
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル スマート治療室を基盤とした臨床情報解析システムの開発
会議名 第31回日本コンピュータ外科学会大会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 ポスター掲示
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎楠田佳緒, 田村学, 村垣善浩, 正宗賢
発表年月日 2022/06/09
開催地
(都市, 国名)
東京(Web併催)
開催期間 2022/06/09~2022/06/10
学会抄録 日本コンピュータ外科学会誌 24(2),104 2022
概要 セッション9/ポスター
12:00~12:15 座長:村上耕一郎(畷生会脳神経外科病院),盛川浩志(東京工科大学)
22(9)‒5
脳神経外科手術では,手術前の治療方針決定に加えて,手術中にも様々な意思決定が行われる.たとえ
ば,脳機能部位(言語野や運動野など)が,術中迅速診断で再発の可能性が高いと判断された場合には,摘出範
囲をどこまで広げるか意思決定が求められる.その判断の質を向上するため,術中の医師は患者状態や電子カ
ルテの診療情報だけでなく,手術室内にある生体情報,診療情報,手術経過,病理結果などの様々な情報を収
集している.本研究の目的として,術中意思決定支援のため,これらの情報を蓄積・解析・フィードバック可
能な臨床情報解析システム(Clinical Information Analyzer: C. I. A.)の構築とした.方法として,臨床研究データ
ベースの診療情報やスマート治療室SCOT から抽出される医療機器情報を解析し,患者の予後予測モデル(生存
予後,機能予後)のプロトタイプを開発した.結果として,正確度は生存予後モデルで0.6,機能予後モデルで
0.9 となった.今後は,実臨床での応用を前提とした結果の提示方法を検討する.さらに,リハビリデータなど
の予後データを収集することで,予測精度の向上を図る.