タムラ マナブ   Tamura Manabu
  田村 学
   所属   研究施設 研究施設
   職種   准教授
言語種別 日本語
発表タイトル 神経膠腫手術における術前拡散テンソル画像の異方性拡散カラーマップと術中MRI ナビゲーションシステム統合の有用性
会議名 第31回日本コンピュータ外科学会大会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 一般
発表者・共同発表者◎桑野淳, 田村学, 正宗賢, 齋藤太一, 新田雅之, 都築俊介, 郡山峻一, 川俣貴一, 村垣善浩
発表年月日 2022/06/10
開催地
(都市, 国名)
東京(Web併催)
開催期間 2022/06/09~2022/06/10
学会抄録 日本コンピュータ外科学会誌 24(2),65 2022
概要 セッション4/XR・ナビゲーション
9:50~10:50 座長:齋藤 裕(徳島大学消化器・移植外科),林雄一郎(名古屋大学)
神経膠腫の手術では,ナビゲーションシステムに術中の磁気共鳴画像(MRI)を使用することが腫瘍摘出
に有効である(文献1).今回,術前の拡散テンソル画像(DTI)の異方性拡散(FA)カラーマップと術中のMRI を
重ね合わせるナビゲーションシステムを開発した.神経膠腫手術での神経生理学的モニタリングおよび検査と
しての有用性を検討した.神経膠腫患者10 名を対象に評価した.術前に撮影したDTI 異方性の指標をカラー
マップ(FA カラーマップ)として解析し,ナビゲーション内の術中MRI に同時に重畳記録した.術前DTI のFA
と術中MRI の統合画像,顕微鏡手術画像を1 画面に表示した.運動路,言語路の白質は,重畳表示により可視
化され,術後神経学的転帰改善に有用と考えられた.術前DTI のFA カラーマップと術中MRI の重畳表示は,
神経膠腫手術において術中に重要な白質神経機能の局在を予測する実用的で有用な術者支援の方法である.