イセキ ヒロシ   Iseki Hiroshi
  伊関 洋
   所属   医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください)
   職種   特任顧問
言語種別 日本語
発表タイトル 近未来の手術室 応用と課題 -ムーンショットとしての遠隔精密誘導治療の実現-
会議名 日本脳神経外科学会第80回学術総会
主催者 一般社団法人 日本脳神経外科学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 シンポジウム・ワークショップ パネル(その他)
発表者・共同発表者◎村垣善浩, 齋藤太一, 新田雅之, 都築俊介, 福井敦, 郡山峻一, 石川達也, 川俣貴一, 吉光喜太郎, 田村学, 正宗賢, 伊関洋
発表年月日 2021/10/27
開催地
(都市, 国名)
横浜(WEB併催)
開催期間 2021/10/27~2021/10/30
学会抄録 日本脳神経外科学会第80回学術総会 プログラム・抄録集
概要 滅菌、麻酔、顕微鏡・内視鏡・透視、新術具等、手術や侵襲的治療は様々な医療・機器開発で進歩してきた。更に近年、様々な“〇視鏡”と専用機器、止血デバイス、血管内治療デバイス、そして術中画像やナビ、手術ロボット等の実用化により、短期間に術式が大きく変更となった疾患もある。手術室は滅菌手技を行う空間であったが、我々はほぼ全機器をネットワーク接続し、時間同期した統合情報で意思決定支援するスマート治療室SCOTを開発した。将来手術室は、血管内治療含め全ての侵襲的手技を行う場となることを予測し“治療室”と名付けた。SCOTは術中診断機器を核とし最先端機器をパッケージ化したものであり、術中MRIを核に実質臓器特に神経膠腫対象の高機能版SCOT Mとbiplaneの透視を核に血管疾患対象の高機能版SCOT Aが稼働している。
近未来治療室の技術的進歩は、新センサーや新画像含めた生体情報DX(デジタル化)、DX情報の統合表示とAI利用による意思決定、診断治療の自動化ロボット化が中心となる。それぞれ、代謝や硬度や温度等のDX情報化、治療法や手技毎のリスクや予後に関するAI予測、ロボットと相性のよい物理力(放射線、光、超音波)による治療や国産手術用ロボットとの連携等が考えられる。