ムラガキ ヨシヒロ
Muragaki Yoshihiro
村垣 善浩 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 客員教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | AI surgery: 未来予測に基づき AI が医師の意思決定を支援する外科的治療 |
会議名 | 日本医師会医療情報システム協議会 <令和2年度>~つながれ、輝け 医療ICT~ |
発表形式 | 口頭 |
発表者・共同発表者 | ◎村垣善浩 |
発表年月日 | 2021/03/06 |
開催地 (都市, 国名) |
東京(Web開催) |
学会抄録 | 日本医師会医療情報システム協議会 <令和2年度> 抄録集 22 |
概要 | AI surgery: 未来予測に基づき AI が医師の意思決定を支援する外科的治療
手術を中心とした外科的治療では、医師は不断の意思決定を行っている。決断の多くは経験と暗黙知によって行われ、上級医の意思決定は中級医や研修医には見えにくい。意思決定プロセスを ‘‘決定木" に表現して形式知化する方法も有用だが、基盤は個人の経験による。そこで、自動統計とも呼べる深層学習含めて人工知能(AI)を利用して、外科医の意思決定 をサポートできるシステムを開発している。必要なステップは、手術の本質的情報を可視化し、デジタル化(DX : digital transformation)することで、数理学的な新アルゴリズムが必 要となる場合もある。 神経膠腫手術を対象として、摘出の最終場面で生存期間を延長するために摘出追加するのか、機能温存のために摘出終了するのか、といった究極の選択時に、1つの正解を示すので なく、3選択肢を示すイメージである。 選択肢毎に何か月生存延長と何%欠損症状出現の確率ー未来予測ーをAIで示して外科医が患者さんの希望を含めて外科医が決定するのである。まずは必要なDXされた生体信号情報を時間同期して、かつ手術ナビゲーションによる位置情報とともに取得できるスマー ト治療室SCOTでの実装をめざしている。 将来は、外科手術のみならずintervention含めた様々な侵襲的治療にAI surgeryが発展 し、 患者さん希望と未来予測に基づいた超低侵襲治療が高いレベルでどこでも行えるようになる。 |