ムラガキ ヨシヒロ   Muragaki Yoshihiro
  村垣 善浩
   所属   医学部 医学科(東京女子医科大学病院)
   職種   客員教授
言語種別 日本語
発表タイトル 革新的医療機器開発の最前線 オープンイノベーションを切り開くスマート治療室の開発
会議名 日本薬学会 第139年会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
講演区分 シンポジウム・ワークショップ パネル(指名)
発表者・共同発表者岡本 淳, 正宗 賢, 伊関 洋, 村垣 善浩
発表年月日 2019/03/22
開催地
(都市, 国名)
千葉
学会抄録 日本薬学会年会要旨集 139年会(1),225 2019
概要 13:30~15:30 K会場 幕張メッセ 国際会議場 1F
S37-3
治療室でのオープンなインテグレーションを実現するために、AMED プロジェクト「未来医療を実
現する先端医療機器・システムの研究開発/安全性と医療効率の向上を両立するスマート治療室の開
発」では、治療室用インタフェース「OPeLiNK®」を開発している。医療機器、医療情報、術中診断
画像、手術室設備から得られるデータは各デバイスに対応したプロバイダというプログラムを通じて
OPeLiNK に取り込まれ、OPeLiNK 上のデータサーバに時刻同期され保存される。データ形式は、医
用画像に用いられるDICOM や医療情報のHL7、診療情報のSS-MIX、医用波形のMFER 等の標準
規格だけでなく、デバイスオリジナルの形式にも対応する。アプリケーションはデータサーバへ標準
化されたデータを要求し、取得するとともに、デバイスに対して標準化された指令を送ることもでき
る。プロバイダはデバイスドライバに相当し、アプリケーションからみた各デバイスを抽象化する役
割を果たす。この仕組みにより、デバイスを同種の他社製品に変更してもアプリケーションが影響を
受けないアーキテクチャを構成することができる。プロバイダとデバイスの間の通信方式は任意であ
り、通信方式の差異はプロバイダで吸収する。治療の種類は無数にあり、適したアプリケーションも
無数に存在すると考えられるが、サードパーティや研究者にデータサーバへのアクセス権を与えるこ
とで、今後治療室の情報インフラとして、オープンな開発環境を提供していく。