セキグチ ハルキ
SEKIGUCHI Haruki
関口 治樹 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 家族性高コレステロール血症における,心血管病変既往の有無と大動脈弁石灰化,脂質プロファイルとの関連性 |
会議名 | 第67回日本心臓病学会学術集会 |
主催者 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎泊江里奈, 坂井晶子, 関口治樹, 長尾充展, 佐藤加代子, 坂井修二, 萩原誠久 |
発表年月日 | 2019/09/14 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋市 |
概要 | *一般演題(ポスター):研究から学ぶ 6
心血管危険因子(1) 【背景】家族性高コレステロール血症 (FH) は若年での心血管病変の発症,生命予後が悪いことが知られている.しかし,heterozygous FH (heFH) において,心血管病変と大動脈弁石灰化との関連については明らかにされていない. 【目的】 heFH,heFH 疑い (heFH s/o) 患者において,心血管病変の既往の有無による,脂質プロファイル,血管内皮機能,大動脈弁石灰化について比較検討する. 【方法】当院にて臨床的に heFH, heFHs/o と診断され 320 列スライス CT にて大動脈弁石灰化スコアを算出した 83 名を対象に,総コレステロール (TC),LDL-C,HDL-C,中性脂肪,酸化 LDL-C,アポリポタンパク B(APOB),リポ蛋白 (a),レムナント様リポ蛋白コレステロール (RLP-C),高感度 CRP,BNP,EndPAT による血管内皮機能 (RHI),大動脈弁石灰化スコアを比較した. 【結果】心血管病変の既往のない患者は 43 名 (年齢 50 ± 12 歳,男性 17 名) であり,既往のある患者は,40 名 (年齢 65 ± 11 歳,男性 27 名) であった.heFH および heFH s/o においては,いずれの群でも LDL-C,酸化 LDL,APOB,BNP が心血管病変の既往の有無により有意な差が認められた.また大動脈弁石灰化スコア (Log AVC) は心血管既往のある患者で有意に高値であった.(3.9 ± 2.4 vs 1.6 ± 2.3, P<0.0001) 【結論】 heFH および heFH s/o 患者において,大動脈弁石灰化スコア高値は,心血管病変発症に関してリスクとなる可能性がある. |