シガ ツヨシ
Shiga Tsuyoshi
志賀 剛 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 客員教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 心不全治療におけるカルペリチドの真のアウトカム (死亡) に関する評価:システマティックレビュー及びメタ分析 |
会議名 | 第67回日本心臓病学会学術集会 |
主催者 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎荒川一郎, 片山雄太, 志賀剛, 鈴木敦, 萩原誠久, 上塚芳郎 |
発表年月日 | 2019/09/13 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋市 |
概要 | *一般演題(ポスター):研究から学ぶ 4
心不全(1) [目的] 日本人心不全患者におけるカルペリチドの,真のアウトカム (死亡) に関する評価を行った.[方法] 著者らはシステマティックレビューの国際規範である PRISMA 声明に準拠して実施した.その実施に当たり,PICO(P:心不全患者,I:カルペリチドによる治療,C:未治療あるいは他剤による治療,O:死亡退院) を設定した.MEDLINE 等を用いて文献検索を行い,得られた情報の中から選択基準に照らして文献の選別を行った後,批判的吟味を行い文献の質を評価した.厳選した文献をランダム効果モデル法で量的統合を行った.なお,量的統合に当たっては RevMan 5 というソフトウェアを用いた.[結果・結論] 文献検索では,MEDLINE184 件,医中誌 209 件,Cochrane Library35 件が同定された.重複記録を除去した結果 386 件の文献が確認された.一次選択により 29 件を同定し,批判的吟味の結果最終的に 4 件を同定した.別途報告した研究者らの文献 (Shiga T etal. 2019) を加え,適格性評価を実施した結果,最終的に量的統合に加えることが適当と判断された文献を 3 件同定した.量的統合を行ったところ,カルペリチド群は対照群に比し統計学的有意に死亡退院を減らさない (オッズ比:0.71[95% 信頼区間:0.37, 1.35],p=0.30) という結果が得られた (上図). |