シガ ツヨシ
Shiga Tsuyoshi
志賀 剛 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 客員教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 左室機能保持心不全患者の心機能の経過と関連する因子の検討 |
会議名 | 第67回日本心臓病学会学術集会 |
主催者 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎福島博, 鈴木敦, 泊江里奈, 坂井政之, 塚本圭, 菊池規子, 服部英敏, 志賀剛, 萩原誠久 |
発表年月日 | 2019/09/15 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋市 |
概要 | *一般演題(口演):研究から学ぶ 34
心不全 病態・血行動態(2) 左室機能保持 (駆出率 50% 以上:HFpEF) された心不全は,心不全症例の約 40% を占めているとされ,また予後は収縮不全症例と変わらないとされている.しかし,HFpEF 患者における治療中の左室機能の経過とその予測因子については明らかにされていない.今回われわれは,症候性心不全で入院した HFpEF 患者を対象とし,その予後とともに,左室機能の経過およびその関連因子について検討を行った.2013 年~2014 年に生存退院した 126 人の HFpEF 患者 (男性 46%,平均年齢 69 ± 16) のうち,アンジオテンシン変換酵素阻害薬/アンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬は 61%,β遮断薬は 40%,ミネラルコルチコイド受容体阻害薬は 36% の患者で導入されていた.経過観察中に左室駆出率 (EF) が 50% 未満に低下した患者は 28 人 (22%) であり,心不全入院または死亡の複合イベントは,EF 低下群に多かった (p<0.05)(図).また,多変量解析による検討から,退院時 QRS 幅は EF 低下を有意に関連していた (OR 1.19 per 10msec,95% CI 1.01-1.41,p<0.05). |