イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 脳機能情報を付加した標準脳データセットは神経膠腫の未来予測手術を具現化する |
会議名 | 第37回日本医用画像工学会大会予稿集 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎田村学, 丸山隆志, MAINJean-Francois, 佐藤生馬, 新田雅之, 齋藤太一, 正宗賢, 川俣貴一, 伊関洋, 村垣善浩 |
発表年月日 | 2018/07/26 |
開催地 (都市, 国名) |
つくば市、茨城県 |
学会抄録 | 第37回日本医用画像工学会大会予稿集 286-290 |
概要 | 将来的に神経膠腫の未来予測手術を実現させるため、覚醒下神経膠腫摘出術患者17例を対象として、標準脳座標系への統合および脳機能情報のデータ構築を試みた。電気刺激プローブを用いて、脳機能情報データを標準脳座標上に、デジタル化させた脳機能マッピング位置に変換させ、脳機能を予測した。その際、全17例の術中MR画像に統合した電気刺激プローブ位置を含むログデータを取得後に、デジタル化した標準脳データに変換させ、患者が言語停止、言語障害、運動反応および感覚反応を示した電気刺激部位のタグ付けを行い、試験タスクと刺激電流を記録した。その結果、患者10例に観察された変換の統合精度評価から、非剛体レジストレーションによる術中MRIから術前MRIへの最初の変換は4.5±1.0mm、SPM12ソフトウェアによる術前MRIから標準脳への二回目の変換は5.8±1.4mmと推定された。以上の結果から、本研究で用いた標準脳への画像統合および変換法は、神経膠腫の未来予測手術に繋がることが示唆された。 |