イセキ ヒロシ   Iseki Hiroshi
  伊関 洋
   所属   医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください)
   職種   特任顧問
言語種別 日本語
発表タイトル 集束超音波と薬剤を組み合わせたがん治療の実用化に向けた取り組み
会議名 第58回日本生体医工学会大会
主催者 日本生体医工学会
学会区分 全国規模の学会
発表形式 口頭
発表者・共同発表者◎堀瀬友貴, 岡本淳, 小西良幸, 泉美喜雄, 生田聡子, 吉澤晋, 梅村晋一郎, 植山剛, 玉野聡, 竹前和久, 祖父尼淳, 伊関洋, 正宗賢, 村垣善浩
発表年月日 2019/06/07
開催地
(都市, 国名)
沖縄
学会抄録 生体医工学 Annual57(Abstract),S135_1 2019
プログラム 56
概要 OS-066
2-AM-OS14 オーガナイズドセッション 第 8 会場 ( 会議棟 B B7 ) 9:30 - 10:55
「AMED スマート治療室プロジェクトの成果と今後の展開」
座長:村垣 善浩 ( 東京女子医科大学 )
岡本 淳  ( 東京がんは日本人の死因の約3割を占め、約3人に1人ががんで亡くなっている。がんの中でも特に膵臓がんは早期の段階では自覚症状がなく、発見した時にはステージが進んでいるなど、治療が難しい病気である。我々は膵臓がんなどの切除不能難治がんに対する新しいがん治療として音響力学的療法の開発を進めている。音響力学的療法は集束超音波と薬剤を組み合わせた治療法であり、これらの相互作用によりがんを死滅させることが可能である。膵臓がんに対する治療法として、集束超音波単体や薬剤単体での治療を行われているが、我々が提案する方法では、これまでの単独療法よりも低エネルギーの超音波と低用量の薬剤を用いることで、より安全でより効果的にがん治療を行うことができる。これまでにモデルマウスを用いた基礎的な安全性・有効性評価から、自然発症したがんを持つ患犬に対する動物試験研究、ヒトを対象とした臨床研究までを行い、我々の提案する音響力学的療法の安全性について確認することができた。今後は本療法の実用化に向けて、治験も含めて計画を進めている。女子医科大学 )