シガ ツヨシ
Shiga Tsuyoshi
志賀 剛 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 客員教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 長期生存している多発性骨髄腫による心アミロイドーシスの症例 |
会議名 | 第66回日本心臓病学会学術集会 |
主催者 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎田中友佳子, 服部英敏, 今村泰崇, 菊池規子, 鈴木敦, 村崎かがり, 志賀剛, 萩原誠久 |
発表年月日 | 2018/09/09 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪市 |
概要 | *一般演題(e-ポスター) 42 / 症例報告 心アミロイドーシス
ALアミロイドーシスは予後不良であり、心不全発症後の平均予後は半年とされている。一方で、近年新規薬剤による早期治療により予後の改善が期待されている。早期診断により、長期生存している多発性骨髄腫による心アミロイドーシスの2症例を報告する。症例1:65歳男性。2008年労作時呼吸困難感、下腿浮腫を認め当院受診。多発性骨髄腫による心アミロイドーシスと診断、化学療法(オンコビン、アドリアマイシン、デカドロン)、自家末梢血幹細胞移植を施行された。緩解を維持し、心不全増悪なく(NYHAⅠ)経過していたが、2016年より再度労作時呼吸困難感を認めるようになり、心不全増悪、また多発性骨髄腫の再発を認めた。 化学療法(レナリドミド)を行うも、腎機能悪化があり継続が困難で心不全入退院を繰り返している。症例2: 74歳男性。2015年より労作時呼吸困難感、下腿浮腫を認め2016年当院受診。多発性骨髄腫による心アミロイドーシスと診断、化学療法(レナリドミド、デキサメタゾン)を開始した。血液学的効果は得られているものの、完全緩解は得られず、心不全による入退院を繰り返している。心アミロイドーシスに対する早期診断、また新規薬剤による治療により長期生存が得られている一方で、心不全の進行を認めており、現状での課題も踏まえて報告する。 |