ハルキ シンタロウ
Haruki Shintarou
春木 伸太郎 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 運動負荷心筋シンチグラフィーにより投薬治療の有効性を確認しえた運動誘発性冠攣縮性狭心症の1例 |
会議名 | 第66回日本心臓病学会学術集会 |
主催者 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎尾川理紗, 田中一樹, 中尾梨沙子, 海老原卓, 沼田まどか, 大槻尚男, 春木伸太郎, 中尾優, 南雄一郎, 福島賢慈, 山口淳一, 萩原誠久 |
発表年月日 | 2018/09/09 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪市 |
概要 | *一般演題(e-ポスター) 44 症例報告 冠攣縮
2014年10月7日、労作性狭心症(#7 75%)に対してComboステント3.5*23mmを留置した既往のある64歳男性。2017年10月から、日常労作で胸痛を認める様になり当院を受診。10月18日に運動負荷心筋シンチグラフィーを施行したところ、下壁誘導でのST上昇に続き、自然停止した非持続性心室頻拍を認めた。SPECT所見では広範前壁に高度虚血を認め、安静時に完全にfill-inを示した。心電図変化は一過性であり症状も伴わなかったこと、同日はトロポニンIの上昇も認めなかったことから、不安定狭心症の診断で同日緊急入院のうえ、翌10月19日に冠動脈造影を施行。対角枝と中隔枝に75%狭窄を認めたのみで、SPECT所見を説明しうる器質的冠動脈狭窄は指摘出来なかった。運動誘発性冠攣縮性狭心症と診断し、ベニジピンとニコランジルの内服を開始して退院。その後は胸痛の再燃なく経過した。2018年1月23日の運動負荷心筋シンチグラフィー再検では、負荷時一過性に軽度の前壁虚血を認めるのみに改善しており、治療効果が確認された。投薬後の運動負荷心筋シンチグラフィーで、治療効果が確認できた運動負荷誘発性冠攣縮性狭心症を経験したため、若干の考察を含め報告する。 |