マツイ ユウコ
Matsui Yuuko
松井 優子 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助手 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 低心機能を有する非虚血性心不全におけるミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の使用実態についての検討:HIJ-HF II studyから |
会議名 | 第66回日本心臓病学会学術集会 |
主催者 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎松井優子, 鈴木敦, 長柄希実子, 春木伸太郎, 小暮智仁, 菊池規子, 服部英敏, 渡辺絵梨沙, 鈴木豪, 志賀剛, 萩原誠久 |
発表年月日 | 2018/09/09 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪市 |
概要 | *一般演題(e-ポスター) 37 / 心不全 薬物治療
背景:ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRAs)は心機能低下を有する心不全患者における予後改善効果が示されているが、実臨床での使用割合は少ないと報告されている。低心機能を有する非虚血性心不全(HFrEF)例におけるMRAsの使用実態について検討した。 方法:2013年~2014年に当院を含む10施設に入院したDPCデータを用いた多施設後ろ向き観察研究であるHIJ-HF Ⅱ studyから、左室駆出率40%以下の非虚血性HFrEF患者214名を対象とした。 結果:平均年齢は66±17歳、男性は138人(64%)であった。145人(68%)がMRAsを投与されていた。多変量ロジスティック解析の結果から、植込み型除細動器(ICD)植込み例、BNP500pg/mL未満の例ではMRAs非投与割合が多かった。また、アンジオテンシン変換酵素阻害薬(ACE-I)またはアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬(ARB)の非投与例では、MRAs非投与例が多い傾向にあった。 結語:実臨床における非虚血性HFrEF患者におけるMRAs投与率は低かった。特にBNP低値例およびICD植込みを施行したHFrEF患者において、MRAsを含めた適切な抗心不全薬物治療を検討する必要がある。 |