シガ ツヨシ
Shiga Tsuyoshi
志賀 剛 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 客員教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 突然死ハイリスクの心不全患者に対する治療と予後 ─HIJ-HFコホート研究から─ |
会議名 | 第66回日本心臓病学会学術集会 |
主催者 | 日本心臓病学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
発表者・共同発表者 | ◎鈴木敦, 志賀剛, 庄田守男, 萩原誠久 |
発表年月日 | 2018/09/07 |
開催地 (都市, 国名) |
大阪市 |
概要 | *シンポジウム4/我が国における心臓突然死の現状とマネージメント
突然死は心不全(HF)患者の重要な死因の一つである。左室収縮能の低下は突然死を予防する植込み型除細動器(ICD)植込み適応基準の一つとされている。しかし、近年の薬物治療を含めた心不全治療の進歩により突然死のリスク因子の再検討が必要とされている。我々は、多施設共同研究による2つの心不全コホート研究(HFⅠ; 2001年~2002年とHF II; 2013-2014)から、左室駆出率35%以下、NYHA心機能分類Ⅱ~Ⅲ度の患者を対象とし、心不全治療の変化と予後を比較した。HF IIの患者は、HFⅠの患者に比して、β遮断薬およびアミオダロンの投与割合が高かった。年齢と性別をマッチングさせた解析では、HFⅡの生命予後は、HF Ⅰに比して有意に改善していた。適格な薬物治療は、突然死リスクを有する患者における予後を改善する有効な治療法であり、現代の心不全患者における突然死リスク因子のさらなる層別化が考慮される。 |