オカノ テルオ
Okano Teruo
岡野 光夫 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 評議員 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 血管新生因子を分泌する肝細胞シート組織作製のための核酸送達 |
会議名 | 第18回日本再生医療学会総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎小林純, LeeHyukjin, 大和雅之, 岡野光夫 |
発表年月日 | 2019/03/21 |
開催地 (都市, 国名) |
神戸 |
学会抄録 | P-01-111 |
概要 | 【緒言】本研究は、肝細胞シート組織自身が血管新生因子を分泌し、血管新生を誘導するための手法を開発する。具体的には、肝細胞シート組織に血管内皮細胞増殖因子(VEGF)をコードした核酸をトランスフェクションし、肝細胞移植後VEGFにより血管新生誘導および生着することを目指す。まず、初代培養肝細胞に対するトランスフェクション効率を評価するため、緑色蛍光タンパク質GFPをコードしたプラスミドDNAおよびmRNAを用いた予備検討を行った。
【実験】293FT細胞、ラット初代肝細胞にEnhanced Green Fluorescent Protein (EGFP)をコードしたプラスミドDNAおよびmRNAをエレクトロポレーション法、リポフェクション法により導入した。 【結果と考察】エレクトロポレーション法による293FT細胞へのプラスミドDNAトランスフェクション条件の最適化を行った結果、約50%の生存率で、EGFP陽性率が約50%を示した。また、リポフェクション法によるmRNAトランスフェクションでは、生存率約80%でEGFP陽性率約70%を示した。一方、ラット初代肝細胞に対するトランスフェクションでは、エレクトロポレーション、リポフェクション法いずれもEGFP陽性率が数%程度で、きわめて低い導入率であった。VEGFをコードしたプラスミドDNAおよびmRNAをトランスフェクションした肝細胞シート組織から分泌されるVEGF量についても報告する。 |