イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | AR ナビゲーションによる脳外科手術支援使用シーンによる機能分類 |
会議名 | 日本脳神経外科学会第77回学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(公募) |
発表者・共同発表者 | ◎正宗賢, 堀瀬友貴, 丸山隆志, 伊関洋, 村垣善浩 |
発表年月日 | 2018/10/12 |
開催地 (都市, 国名) |
仙台市 |
学会抄録 | 日本脳神経外科学会第77回学術総会 プログラム・抄録集 2018 |
概要 | シンポジウム 39
AR と手術支援・シミュレーション [背景・目的]AR(Augmented Reality)技術を手術ナビゲーションに応用する研究は世に出て久しいが、まだ十分には普及していない。我々は、これまでに様々な AR ナビゲーションシステムの研究開発を行ってきたが、普及に至らない理由は 1)画像準備含めた利便性、2)ベネフィット&コスト、3)使用シーン別の必要とされる機能のミスマッチ、が挙げられる。本発表では、AR 手術ナビゲーションの形態・機能分類および、我々が行っているタブレット PC による簡易ナビゲーションシステムの活用・評価法について考察する。[方法]AR 手術ナビゲーションの主な表示形態は、Video see-through 型、Projection 型、HMD 型などあり、また、位置合わせの手法には、ロケーションベース型、マーカ型、マーカレス型がある。ここではそれぞれの組み合わせを表にして機能分類をまとめる。また、それらを元に我々が開発したタブレット PC のみで行う簡易 AR ナビゲーションシステムについて考察した。これまでに位置合わせ手法を 3 種類用意して試作を行ってきており、それぞれの長所・短所を含めた考察を行う。本システムを用い,脳外科開頭術での使用を想定した術前情報を重畳表示するナビゲーションを試行する。[考察]開頭での使用を想定した手術ナビゲーションにて、タブレット PC による AR ナビゲーションの実施検討を行った。どの位置合わせ手法においてもファントムでは画面更新速度が 1Hz~0.3Hz 程度となり、現状の PC スペックでは遅延が問題である。また、基本的に画像処理を用いるため、術場の光環境の影響により使用範囲が狭まるなどの課題が出て、それらの評価・リスク低減の工夫が必要である。今後は利用シーンに対する AR ナビゲーションの最適機能化について検討を行う。 |