マルヤマ タカシ
MARUYAMA Takashi
丸山 隆志 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 非常勤講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 神経膠腫手術における術後感染背景因子の検討 |
会議名 | 日本脳神経外科学会第76回学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎桑野淳, 新田雅之, 丸山隆志, 齋藤太一, 安田崇之, 細野純仁, 村垣善浩, 川俣貴一 |
発表年月日 | 2017/10/14 |
開催地 (都市, 国名) |
名古屋市 |
学会抄録 | 日本脳神経外科学会第76回学術総会 プログラム・抄録集 |
概要 | 【はじめに】脳神経外科領域における術後感染は予後に関わる重要
な因子であり、特に神経膠腫では再発症例などの複数回の開頭術 や放射線治療の影響が懸念される。脳神経外科全般の術後感染 に対する報告は散見されるが、神経膠腫手術に限定した術後感染 の報告はほとんどない。今回当施設では神経膠腫における術後 感染の背景因子について検討した。【方法・対象】 2015 年 1 月か ら 2016 年 12 月までに、当施設で神経膠腫に対して開頭腫瘍摘 出術を施行した 350 例を対象とし、再手術を要した術後感染症 例の背景因子 (年齢、性別、緊急手術、手術時期、手術回数、先 行する放射線治療の有無、手術時間、スタッフ入れ替わり時期な ど) について検討を行った。【結果】開頭術 350 例において、男性 199 例、女性 151 例、平均年齢 47 歳 (15~79 歳) であった。初 回手術が 210 例 (60%)、2回目以降が 140 例 (2回目 104, 3回 目 29 例、4回以上 7 例) で、先行する放射線治療は 84 例 (24%) に施行されていた。感染症例は全体の 3.4% にあたる 12 例 (皮 膚潰瘍 1 例、脳膿瘍 1 例、皮下膿瘍 3 例、創部離開 2 例、硬膜外 膿瘍 4 例、脳室炎 1 例) であり、男性 8 例、女性 4 例、平均年齢 40 歳 (27-66 歳) であった。単変量解析において、年齢、性別、 手術回数、先行する放射線治療の有無、手術時間、およびスタッ フ入れ替わり時期では感染例、非感染例で有意差を認めなかった が、緊急手術症例で感染が有意に多かった (P=0.0165)。また多 変量解析においても緊急手術が唯一のリスクファクターであっ た (P=0.0420)。【結論・考察】神経膠腫手術において、術後感染 のリスクファクターは緊急手術であり、複数回手術や放射線治療 はいずれも術後感染のリスクとはならなかった。 3日P081-2 (2017J-1394) ポスター 081 14:40 ~ 16:10 3P-P081 グリオーマ:一般 10月14日-ポスター会場1 |