ウメハラ ノブヒロ
Umehara Nobuhiro
梅原 伸大 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | VADのドライブライン感染における、金属アーチファクト低減アルゴリズムCTの有用性 |
会議名 | 第47回日本心臓血管外科学会学術総会 |
主催者 | 日本心臓血管外科学会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎立石実, 齋藤聡, 梅原伸大, 勝部健, 柏村千尋, 小林慶, 村上弘典, 山崎健二 |
発表年月日 | 2017/02/28 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都 |
概要 | *ポスターセッション/補助循環
【背景】植込み型補助人工心臓(VAD)植込み術後のドライブライン感染(driveline infection :DLI)は、VAD植込み後の主たる合併症であり、治療のための再入院によりQuality of Lifeを低下させ、感染の悪化からポンプポケット感染に至れば生命予後にかかわる重大な課題である。しかし、ドライブライン周囲はCTやエコーではアーチファクトを伴うため限定的であり、診断が困難であることが多い。当院では2016年5月より、ドライブライン感染が疑われる患者に対し、320列CT(東芝Aquilion ONE)金属アーチファクト低減アルゴリズム「SEMAR(Single Energy Metal Artifact Reduction)」を使ってCT撮影を行っている。 【目的】ドライブライン感染が疑われる患者に施行した胸腹部単純CTにおいて、Filtered Back Projection(FBP)とSEMARで再構成した画像を比較し、SEMARの有用性を検討すること。 【対象・方法】ドライブライン感染が疑われるVAD植え込み後の患者7例(EVAHEART 4例、HeartMate 3例、うち女性2例、植え込み時平均年齢36.3±13.4歳、植え込み平均期間 636.3±353.9日)に対し、計13回胸腹部単純CTを撮影し、FBPとSEMARで再構成した画像でドライブライン感染の有無を評価した。 【結果】 7例中2例でドライブライン感染が増悪し外科的介入を要した。2例のうちSEMARでは計6回のCT全てでドライブラインの感染を指摘できた。FBPではアーチファクトのため2例とも感染巣の描出が困難であった。 【結語】SEMARにより、ドライブライン周囲組織のアーチファクトが軽減し、視認性が向上した。ドライブライン感染の検出および外科的介入の必要性を判断する上でSEMARは有用であった。 |