オオツキ ヒサオ
Ootsuki Hisao
大槻 尚男 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 寄附部門助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 透析患者の薬剤溶出性ステント(DES)再狭窄病変に対するDESと薬剤溶出性バルーンの治療成績 |
会議名 | 第64回日本心臓病学会学術集会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎神島一帆, 山口淳一, 大槻尚男, 萩原誠久 |
発表年月日 | 2016/09/23 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都 |
概要 | 背景;透析患者は薬剤溶出性ステント(DES)留置後も再狭窄、再血行再建率が高いといわれている。透析患者における、DES再狭窄病変に対する至適治療法についてはいまだ明確ではない。
目的:DES再狭窄病変に対する薬剤溶出性ステントでの治療と薬剤溶出性バルーン(DCB)での治療の1年後の再血行再建率を比較する。 方法:2008年1月から2015年3月まで東京女子医科大学病院でPCIを行った透析患者のうち、DES再狭窄病変に対する治療を行った患者を抽出し、後ろ向きに1年後の治療成績を比較した。再狭窄病変については初回の治療に限定し、1回の治療で3病変以上治療を行っている症例は除外した。 結果;最終的にDES群52例55病変、DCB群21例22病変が対象となった。患者背景ではDES群でインスリン使用が多い以外は、両群で有意差は認めなかった。1年時DES群で9例死亡(心臓死7例)、 DCB群で3例死亡(心臓死2例)が認められ、有意差は認めなかった。標的病変再血行再建率はDES群38.2%、DCB群18.2%でDCB群が有意に低かった(P=0.09)。 結論:透析患者のDES再狭窄病変に対してはDESによる再治療よりDCBによる治療の方が優れる。 |