イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 意思決定支援と精密誘導手術を行うスマートサイバー手術室SCOT |
会議名 | 日本脳神経外科学会第73回学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | 口頭 |
講演区分 | シンポジウム・ワークショップ パネル(指名) |
発表者・共同発表者 | ◎岡本淳, 村垣善浩, 伊関洋, 鈴木孝司, 吉光喜太郎, 正宗賢, 丸山隆志, 田村学, 新田雅之, 林基弘, 齋藤太一, 栗栖薫, 後藤哲哉, 原洋助, 本郷一博, 岡田芳和 |
発表年月日 | 2014/10/10 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都 |
学会抄録 | 日本脳神経外科学会第73回学術総会 |
概要 | 【はじめに】解剖学的情報の術中可視化を目的としてMRIと対応機器を中心とした日本発のパッケージ化手術室-インテリジェント手術室-は2000年より1300例の情報誘導手術(Acta Neurochir, 2006, 2011)を施行し、神経膠腫で平均摘出率89%を得た。今回我々は、本コンセプトを普遍化し、IT基盤の意思決定支援と精密誘導治療を実現できる単体医療機器としてのSmart Cyber Operating Theater(SCOT)を提案する。【提案】基本手術機器と術中画像診断機器に各科各疾患特有機器を組み合わせパッケージ化する。核となる術中画像はオープンMRIであり、Digital Volume Tomography、3次元超音波がオプションとなる。標準ミドルウェア(ORiN)を基盤とする共通インターフェースを開発しスタンドアロン状態の各機器をネットワーク化する。時間同期された異種術中データを出入力でき手術ロボットや麻酔器の動作制御も可能となる。デジタル化された異種データは、偽陽性や偽陰性やエラーを最小化し統計解析を用いることで、意思決定に必要な情報に変換しインフォ化する。これまで開発した、覚醒下手術から得られる機能的情報の可視化装置IEMAS(Neurol Medico Chir, 2011)、術中組織学的情報のインフォ化装置Flowcytometry(J Neurosurg, 2013)、術者が自在に情報抽出できる装置OPECT(Neurosurgery 2014)、統合表示する戦略デスクを装備し、各種情報に位置データをタグ付けした症例データベースを基に術後予後予測を可能とする意思決定ナビゲーションを開発する。手台ロボット(Neurosurgery 2013)を進化させた穿刺ロボットは肝がん焼却療法や腎がん凍結療法等他科展開に必要な機器となる。さらに精密誘導治療として、薬剤×レーザの光線力学療法(J Neurosurg, 2013)と薬剤×集束超音波の音響力学療法を診断と治療が一体化したシステム構築する。【まとめ】5大学14企業からなる国内企業連合体が医工融合することで、ベネフィットリスク比が極めて高い精密誘導治療を実行するスマート治療室を開発する。 |