イセキ ヒロシ
Iseki Hiroshi
伊関 洋 所属 医学研究科 医学研究科 (医学部医学科をご参照ください) 職種 特任顧問 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | 悪性脳腫瘍に対する光線力学療法のための、顕微鏡互換レーザー照射システムの開発 |
会議名 | 日本脳神経外科学会第73回学術総会 |
学会区分 | 全国規模の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
発表者・共同発表者 | ◎伊関洋, 村垣善浩, 丸山隆志, 生田聡子, 田村学, 吉光喜太郎, 前田真法, 岡本淳, 小西良幸, 鈴木孝司, 正宗賢, 岡本芳晴 , 大崎智弘, 東和生 |
発表年月日 | 2014/10/09 |
開催地 (都市, 国名) |
東京都 |
学会抄録 | 日本脳神経外科学会第73回学術総会 |
概要 | 悪性脳腫瘍に対する光線力学療法の医師主導治験を終了し、2013年9月20日に薬事承認された。2014年1月保険承認され、女子医大で1月30日に臨床第1例を実施し、現在までに6症例(7回)実施している。論文(Phase II Clinical Study on Intraoperative Photodynamic Therapy with Talaporfin Sodium and Semiconductor Laser in Patients with Malignant Brain Tumors, JNS 119:845-852,2013)投稿時のMST 24.8ヶ月【2013】、1yr_OS 100%、2yr_OS 60.6%、3yr_OS — であるが、現時点ではMST 27.4ヶ月【2014】、1yr_OS 100%、2yr_OS 60.6%、3yr_OS 34.6%を達成した。従来の顕微鏡照射ユニットは、三鷹製顕微鏡にのみ対応しているため、汎用性に欠けるのが欠点である。今後の普及を考慮すると、顕微鏡に依存しないシステムが必須である。光学ユニットが不要のプローブ照射システムと三次元位置保持装置(X-Y-Zステージを含む)が必要である。照射ユニットは、プローブ・三次元位置装置・レーザー位置決め装置・ナビゲーションマーカーシステムである。照射プローブ先端から25mmの焦点で直径15mmの円盤の範囲を照射できる。ナビゲーションと連動するため、照射部位の同定・記録が可能である。レーザー位置決め装置で、プローブ仮想先端25mmの照射部位を指示することができる。脳神経外科手術で一般的に使用されている脳ベラ固定用の蛇腹(ポイントセッター)等を使用して固定するために、プローブの引張り強度を考慮し、軽量であることが重要である。レーザー照射システムを試作し、動物実験を行い、その有用性を確認する。レーザープローブの照射条件は、医師主導治験で承認された性能と同等である。 |