ニツタ マサユキ
Nitsuta Masayuki
新田 雅之 所属 医学部 医学科(東京女子医科大学病院) 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発表タイトル | FISH法による1p/19q遺伝子欠失解析はgliomaのoligo系とastro系の鑑別に有用である |
会議名 | 日本脳神経外科学会 第72回学術総会 |
学会区分 | 国際学会及び海外の学会 |
発表形式 | ポスター掲示 |
講演区分 | 一般 |
発表者・共同発表者 | ◎岡本沙織, 村垣善浩, 丸山隆志, 新田雅之, 小森隆司, 生田聡子, 岡田芳和 |
発表年月日 | 2013/10/18 |
開催地 (都市, 国名) |
横浜市 |
学会抄録 | 日本脳神経外科学会 第72回学術総会 プログラム 436 |
概要 | 3P-P106-01 ポスター:グリオーマ 基礎 1
【はじめに】Gliomaにおける1p/19q遺伝子欠失の診断方法に関して、当科では従来の Microsatellite法を基準にfluorescence in situ hybridization (FISH)法でのcut off値を決 定し、90%以上の一致率が得られている。 【目的】Gliomaでの1p/19q欠失をFISH法で評価し、病理組織診断との相関を検討した。 【方法】gliomaと診断された腫瘍組織を、ホルマリン固定ののち切片を作成し、1p36/1q25, 19q13/19q13のプローブを用いてFISH法を施行した。2012年までの562症例を、WHO gradeと組 織系で分類し後方視的に解析した。 【結果】Grade 2, 3をあわせた症例数はoligodendroglioma(O)系182例, oligoastrocytoma(OA)系128例, astrocytoma with oligodendroglial component(AwO)系23例, astrocytoma(A)系75例, およびGBM126例, その他28例であった。1p/19q共欠失を認めたの は、それぞれ72%, 41%, 9%, 1%, 13%であった。Grade 2ではO系73%, OA系43%, AwO系10%, A 系0 %、grade 3ではそれぞれ71%, 38%, 8%, 3%であり、組織間で有意差を認めた (p<0.0001)。GBM内ではpure GBM 11%, GBM with oligo 19%, GBM-O 25%で差を認めなかっ た(p=0.3909)。 【考察】腫瘍でのoligo成分の増加に伴い1p/19q共欠失症例の割合も増加した。同一組織系で あればgrade2, 3間で差がみられず、悪性度との相関はみられなかった。FISH法がoligo系と astro系の鑑別において有用であることを確認した。 |